「リーダー起きとる?」
広島なまりの強いゲンさんからのメールです。
私はまだ起きていたので、「起きてるでー どしたん?」と返しました。
するとしばらくしてゲンさんから返信が。
「なあ、わし、彼女どうなんかなあ」
どうなんかなあ、と言われても(笑)と思いながらも、
「まあキツイ感じやからなあ。ゲンさん次第なんちゃう?」
と返しました。するとまた返事が。
「バイト先にわし、いけそうな感じの子おるかなあ」
それは自分で感じてくれよ(笑)と思いながらも、ゲンさんと笑顔で喋る女の子もいたので、
「まあ、あの○○ちゃんとかは、もしかしたらいけるんかもしれんなあ」
と返しました。
そしてまた返信が。
「なあ、リーダー。俺、○○ちゃんにいこうかなあ」
どしたんや、今夜のゲンさんは…。まあとりあえず、それなりの返信しないとね。
「彼女と別れてってこと?? まあ、ゲンさんがそう思うならええかもなあ」
すると、次に来たメールがこれでした。
「しゅ~りょ~!!! あたしは、彼女のりん子だよ。
リーダー、だましてごめんね。話は分かりました。
リーダーは優しいね」
全身の血の気が引くとはこのことです。
ゾワワワワとなりましたね。
勝手にゲンさんの携帯から、メールをしていたのです。
俺は何かやばいことを言ってないか?と何度もメールを見直し、
1ミリも動揺してないフリをして、
「あっはっはっはっは。そうやった~ん(^o^) ビックリした~(笑)
ゲンさんは何も悪さしてないよ(笑) よくりん子ちゃんの話してるよ☆
もービックリするやんかー(^^)」
みたいに返しました。
りん子ちゃん(仮名)は果たしてどういう心境だったのか分かりませんが、
それから、試合後のクールダウンのようなメールのやり取りをして、その夜は終わりました。
次の日、ゲンさんから「リーダー、メールあったんじゃろ?ごめんな(笑)」と謝られましたが、私の対応が間違っていたら、ゲンさんは殺されていたかもしれません(笑)
後から考えたら確かに違和感のあるメールの連続だったんですが、まさか彼女が打ってるとは夢にも思いませんでした。
そして、あの「しゅ~りょ~!!」という言葉は、10年以上たった今でも忘れられません。あの字面。衝撃でしたね。
普通の文字サイズだったはずなのですが、このブログのように、すごく大きい文字で見えました(笑)
その後、もう一回、夜中に「ゲンさんの彼女のりん子だよ。リーダー、起きとる?」とメールが来ましたが、他人の彼女と仲良くなる趣味は僕にはないので、距離を近づけないように返信して終えました。
いや~夏の夜を彩る怖いメールでしたね。
それでは、サヨナラ、サヨナラ。サヨナラ(^o^)