お世話になっております。
遠藤でございます。
よく聞く言葉に「差別化」というものがある。
おそらくほとんどの場合において「同業他社」と違うことをする、という意味あいで使われているのではないだろうか?
このふんわりとした便利な言葉「差別化」だが、
経営戦略的に正しく使うならば、「差別化戦略」とは、
「高付加価値戦略」あるいは「低価格戦略」のどちらかの戦略をとることをいう。
そして、そのような戦略が必要な場合、その市場は成熟し、厳しい競争にさらされていることがほとんどだ。
このような場合において、重要なことは同業他社との競争を前提とした「差別化戦略」ではなく、新しい何かを創出することである。
2020年に、日本の人口は400万人ほど減少するらしい。
統計は裏切らないのである。子どもも間違いなく減り続ける。
子どもの減少に反比例して、増える「学習塾」という業態は、一部を除き、限界(あるいは限界に近い状態)に追い込まれていくだろう。
あなたの塾がその力強く生き残る一部になるという根拠はどこにあるのだろうか?
他の塾より授業が良い、授業料が安い、場所が良い……、様々な声が聞こえてきそうだが、あなたの塾も競合の塾も「ほぼ同じカリキュラムを一生懸命教えている同じ人間である」ということを忘れてはいけない。
旧来の「学習塾」と呼ばれるものと一線を画する教育システムについて、考えてみるのはいかがだろうか?