チクタク。 | C-CHERRY

チクタク。

胸が苦しくて、辛くって、傷が痛むとき、


あたしの想いは福島に戻っていく。




そういえば、日曜にばあちゃんが梅干送ってくれたのに、まだお礼してなかった。



忙しくって、ほかのことでいっぱいいっぱいで、

連絡する余裕がなかったことに、ほんとにごめんって思った。




電話に出たばあちゃんは、いつもとなんら変わらない様子で、おっとりと、あたしを包んでくれた。



そんなばあちゃんの声の後ろから、大きな振り子時計の音が聞こえる。



小さい頃はなぜか怖かったあの時計。




大人になってからは、あの音を聞くとすごく心が落ち着いた。

大好きなばあちゃんちの音。匂い。





それだけで痞えてたものがとれて、涙が止まらなくなる。






そしていつかもらった言葉を思い出す。





そんなに涙が出るのは、それだけ頑張ってる証拠だよ。
自慢の孫だよ。



って。







独りでいても、誰かに認めてもらえる言葉を、胸に持っているあたしは、本当に幸せ者。





だからもっと頑張れる。