何度かブログで、紹介元の病院と重粒子線医学センターでのPSA値に差があること、紹介元の病院では重粒子線医学センターでのそれより、PSA値が高めにでることを報告しました。
両施設の直近2年間のPSA値のグラフとPSA倍加時間を比較しました。
図の縦軸のPSA値は、ログスケールです。横軸は、day 0が重粒子線治療が終了した日で、そこからの日数を示しています。
PSA倍加時間の計算は、以下の施設のツールを使いました。
紹介元の結果:
重粒子線医学センターでの結果:
PSA倍加時間は、紹介元の病院では2.6年、重粒子線医学センターでは2.4年でした。
両者のPSA倍加時間が似ていることから、各々の施設におけるPSA値と推移は信頼出来ると判断されます。
PSAを見る時、PSA値だけでなく、その後のPSAの変化の推移(トレンド)を見ることが重要です。また、PSA倍加時間も重要です。
私のブログに訪れる方は、前立腺がんで放射線治療を受けた方が多いと思いますので、私のデータを提示しました。