8月15日は、終戦記念日(戦没者を追悼し平和を祈念する日)で、「国体護持」を条件にポツダム宣言受諾し日本が降伏したことを、玉音放送によって国民に知らしめた日です。
日本国憲法、日米合同委員会、米軍横田基地について、見聞きした情報をまとめました。少し、硬い話しですが、お付き合いください。
①日本国憲法
連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の草案を、ほぼそのまま受け入れ制定された。バイデン大統領も公式の場で発言している。米国のための日本国憲法と言っても言い過ぎではないとのこと。軍備を放棄させ、連合国軍がその代わりをなす構想があった。
【9条】
1項 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2項 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
自衛隊と呼ぶのは、軍ではないためです。本来なら、日本国と日本人を守る日本軍と呼びたいところですが、陸海空の軍備保持を禁止されており、かつ交戦権(武器を持って戦う権利)も認められていません。
②日米合同委員会
1952年(昭和27)設置された協議機関で、会議は月に2回、日本のエリート官僚と在日米軍の幹部が都内の米軍施設と外務省に集まって行われる。日本側の代表者は外務省北米局長、米国側は在日米軍副司令官で、米国側は、アメリカ大使館の公使1人以外は全て軍人‼︎。
協議は非公開、国会への報告義務もない。鳩山由紀夫元首相によると、「そこで決まっていることが何であるかはいっさい秘密で、総理である私にもまったく報告がないわけです。その会合がやっているということ自体も伝わってきていないわけで、ある意味で日本の憲法より上に行くような話になっている」。
この委員会の決定は、何者にも勝るため、民主主義の基本である三権分立が、蔑ろにされており、自衛隊への「シヴィリアン・コントロール(文民統制)」が働いていないことになります。現在まで、1000回以上この委員会が開かれましたが、内容のほぼ全て非公開です。現在の首相が、議事録を見ることが出来ないとしたら、言葉も出ません。
③米軍横田基地
首都東京の直ぐそばに、米軍横田基地があります。米軍関係者は、パスポートなし検疫なしで、日本に入国できます。問題なのは、横田基地と周辺の広い空域が、日本の領空なのに航空管制をアメリカ軍が握っており、例えば、伊丹から羽田に飛ぶ一般旅客機は、房総半島に大きく迂回して南から着陸せざる得ないなど、一般旅客機の航路の妨げになっています。トランプ大統領もバイデン大統領も、日本訪問にあたり、羽田や成田ではなく、横田米軍基地から入国しました。満面の笑みを浮かべて迎える首相、それに応える大統領、まるで、宗主国の代表者が、植民地を訪れるようです。
その他、日米地位協定、年次改革要望書(毎年アメリカが日本に対して、「制度を変えてアメリカの企業が参入しやすくしろ」という要求を突きつけてくる仕組み)など、日本が独立国として疑問視される制度があります。
敗戦後の連合国軍(米軍)の占領体制が、形を変え、現在も連綿と続いています。
ロシアは、日本を米国の属国と見なしているとのことですが、実際その通りです。
米国の大統領=親会社の社長、日本の首相=子会社の社長と見なせます。
上で述べたことは、敗戦後、日本が世界の中で生き残るため、仕方なかったこともかも知れませんが、とても残念なことです😢