My Cherish Movies -3ページ目

ビヨンド the シー

Somewhere~♪

Beyond the sea, Somewhere waiting for me~♪

って、歌詞だけではピンと来なくても、メロディ聞いたら絶対知ってる。
シャンソンの名曲の英語版。Bobby Darinのヒット曲。いや、あたしも


現役じゃ聞いて無いけどね…(--)

小さい頃から持っていた心臓病のため若くして亡くなった
(と言っても宣告された寿命よりも随分長らえた)
このエンターテイナーの生涯のお話。

監督・製作・主演の三役をこなすのは、名優・ケビン・スペイシー。
個人的によっぽどボビーが好きだったんだろうな、
ってな作りになってます(笑)

残念ながら、鑑賞途中で映写機のトラブルにより中断…
という珍しい事態になってしまったため、総評はできませんが…
(サンドラと「ローマの休日」さながら、スクーターで街を走るとこまでは見た)

いや、すばらしい。

ケビン・スペーシー。

一見、ふつーのおっちゃんだけど、
最近のオーラは半端じゃないな。
どっちかってーと、助演的役回りや、縁の下の力持ちだと思ってたけど
見た目がフツーなのに只者じゃない雰囲気を出してる分、
彼の魅力と実力は、圧倒的と言えるかも。

『ユージュアル・サスペクツ』『L.A.コンフィデンシャル』『交渉人』
『アメリカン・ビューティ』『評決のとき』『アウト・ブレイク』

小刻みで簡潔な展開を、抑え気味に独特のテンポで刻む人だって思ってたけど
ボビーの役をやってるのを見て、こんなに芸達者とは思わなかった(^^;

ボビー・ダーリンの映像は、あまり見たこと無いけれど、
ケビンが演じている彼の姿。
あれは紛れも無く、音楽がカラダの一部の人のモーション。

カウントの、7・8でッチッチ!と手先を振るだけで
2・3で、肩をゆるく引くだけで、『音』を刻めるのがミュージシャン。

ステップ、モーション。小難しい事がいくらできても、
カウント通りに手足をドタバタ動かすだけじゃ『音楽』は伝わらない。
音を使ったエンターテイメントを目指す限りは、
その人自身が、ミュージシャンでもいなければ。

息をするように音を体に取り込んで、体が音を生み出せなければ、
音を使ったパフォーマンスに艶は出ない。
艶がなけりゃ、こっちは濡れない。
濡れなきゃ、吐息も声も出なければ、興奮だってしやしないんである。

しかし、ケビン・スペーシー。
『演じる』だけで、そこまで会得できるものなのか?
それとも、一流俳優陣の『演じる』には、そこまで込みってことなのか…?
ヘタをしたら、演ってる内にDNAまで変わってそうだな…(まさか!)

とにもかくにも、ケビン・スペーシー。
年を重ねる毎に魅力をグングン増す俳優さん、一番株。
ハンサムじゃないのにチェリが惚れてる、珍しい男優さんなり♪

(こらっ!)

Official site: http://www.gaga.ne.jp/beyondthesea/

エイプリルの七面鳥

地味だ。

とっても地味だ。

どこにでもある家族の、どこにでもある悩み。
どこにでもある問題の、どこにでもあるエピソード。

爆破シーンも無ければ、大どんでん返しもない。
まるでボブ・グリーンのコラムに出てくる人たちのように、
ありふれた話。ありふれた時間。

でも偶然、この映画を見に行く機会があって、よかった(^^)

「エイプリル」は、主人公の女の子の名前。
赤毛で左耳下、首の所にはチェリーのTatto.
パンキッシュなメイクに、自由奔放な態度。
過去に問題児だった彼女は、家族と離れて暮らしてて、
父親以外の家族みんなに疎まれている。

それがどういうわけか、この感謝祭には手料理作って、
家族みんなを自分の部屋に招待しようと、大奮闘。

そして、感謝祭といえば、七面鳥。
だけど、まともに料理をしたこと無いエイプリルは右往左往(^^;

なにせ、マッシュポテトを作るのに、

生のジャガイモをDamDam!

と、叩いて、ボールからジャンプ・アウトさせてしまうのだから(苦笑)
加えてオーブンが急に故障してしまって、散々(--)

アパートの住人のドアを片っ端から叩いてオーブンを借りようとするけど
どこの家も感謝祭の準備で急がしかたったり、言葉が通じなかったり。
貸してくれても、偏屈な人で、逆に嫌がらせをされてしまったり。

多分あたしが(料理が出来ないと言うことも含めて)彼女だったら
キレてただろうな…発狂寸前。途中で投げ出しちゃってたかも。

おまけに、招待してるのは、自分を疎んでいると分かっている家族。
なのに何でそこまで彼女は頑張ったのか。
そこにはちゃんと理由があるんだけど…
きっとそれは誰もが経験するかもしれない理由。

あたしには、感謝祭の重みは、わからない。
その文化を持ってないので、頭で理解するしかない事だと思う。
でも七面鳥が、どんなに上手に焼けたとしても…

愛する人達と一緒に食べなきゃ、おいしくないってことは知ってる。
あたしも毎年ターキー焼くけど、それは食べてくれる人がいてくれるからこそ。
特製のグレービーでも、手作りのクランベリー・ソースでもなく、
愛しい人と一緒に食べれるって事が、何よりのスパイス。


Gosh, this is such a tiny movie but has a big love in it!

エイプリルと、家族のお話も好きなんだけど、
個人的には、彼女と同棲中のボビーのエピソードも大好き♪
ブラックな人の設定にはよくある…
てーか、彼らが一番様になるからなのかもしれないけれど、

『Love』って言葉に真摯で一生懸命になれる人って、とってもステキだ(^^)
「好き」って言葉を、恥じらいにかまけて惜しんで良しとするよりも
誇りと信念を込めて、胸を張って言える方がチャーミング♪

Say it loud out!
練習した分、何でも上手になっていくように、
愛も普段使いにしていよう。
そしたらいざって大事な時に、ちゃんと伝わるようになるから♪

小さいけど、愛が一杯つまった映画。
『エイプリルの七面鳥』。
ソフトが出たら、手元におきたい作品だなぁ(^^)


official site: http://www.gaga.ne.jp/april/

ボーン・スプレマシー

タイトルの

「ボーン」の綴りは「Bourne」と書くのか。
覚えるには書き取り、10回以上だな…

などと思いながら見始めた、その日のチェリさん。
前夜の睡眠、3時間(爆)。加えてちょっとカゼ気味さん。
カゼの対処は早目が一番♪おくちゅり飲んで一安心♪

でも、うっかりしてたの。
映画館に来たらチェリさん殆ど条件反射で…


ビール飲んじまったい(爆)

ちなみにお薬を飲んでからのタイム・ラグ、1時間…
プラス、前夜の睡眠不足全開…やー、よー寝れました(^^; 

あ、この作品の名誉のために言っておきますが、
内容のために寝ちゃったんではありません。
用法を守らなかった


あたくしが悪うございましたm(__)m

決して決して、映画がつまらんかったのではございません!(力説っ)
って、寝てたあんたが言うことの何を信用せぇというのか…(--)

いえ、好きなんですよ、マシュー君。
オーシャンズではお子ちゃま扱いっぽかったけど、
さらにはそんな派手キャラじゃないけど、

上手やし、インタビューとかあんまり読んだ事無いけど、
なんか空気に信念が感じられるよね。あの人。
アクションにつき物の暴力シーンも、決して軽率に扱わない。
人を傷つける側が負う傷とか、遺された者の痛みとか…
なんとなく、彼の姿勢を感じる部分。

その一方で、アクションは筋金入りやったなぁ。
ウツラウツラで見てたけど(こらっ)型がすっごいキレイやった。
マーシャル・アーツとか、ボクシングとかもやってるんかな?

あとねー、終盤のカーチェイスっ。あれは見ものっ!!ってか、


そこしか見てねぇ!(爆)

ちょっとやなかったわよー。
少々のカー・アクションでは見られん迫力、ありました。
イエロー・キャブが、あんなにタフだとはしらなかった(苦笑)

だって、ベンツに対抗してんねんで?
頑丈そうなおベンツ様に、車体当てられても、吹っ飛ばされても
ひっくり返され、ゴンゴロリンと回転しても、大丈夫(^^)v

って、あれって、リアルにあり得る演出なんだろうか?(^^;
判断不能。でも、すごいから映画的にはアリなんだろう。

車種の分からんチェリさんには、どこまで現実的かは不明。
でも、えんらいカッコよかったわよー♪
敵役の車だったんだけど、思わず「ほぉっ!」と思ってしまった(^^)

っちゅーわけで、今回チェリが自信を持って発言できること。


G320 かっちょええ!!
(多分、この車種)

この名前を調べるため、詳しい人にこんな風に聞きました。

『ジープのようなベンツ、あれって何?』(爆)

「テカテカ黒くて四角いベンツ」と言ってた頃より、
ちょっとマシ?(--)


Official site: http://event.movies.yahoo.co.jp/theater/bournesupremacy/



きみに読む物語

美しい。

泣かせにかかる映画とは覚悟してたけど、
初手から『絵』で泣かされるとは思わなかった。

冒頭の、夕日の湖。渡る鳥。
シルクの布を広げたような、滑らかな水面を滑る船。
美しすぎる。

もちろん、物語りも、とってもきれい。
記憶が薄れ、自分の事がわからなくなった妻に、
自分達の恋の話を、幾度も幾度も話す老夫。
その話の様子が映像で語られるのだけど…
(参照・Chreish Vol.910)


誰だよ。

『この映画は、大切な人と見に来て下さい』
なんて言った奴は。


警告します。この映画は大変危険。
特に、これを2人のカンフル剤にしてみようかな?
なんて考えちゃってる、ちょっとマンネリ・カップルさんは、

絶対見ちゃダメ。
だって、だって…

あんまり美しすぎるのよっ。
あんまり『恋』が純粋すぎるのっ!


無条件で恋に落ちた時のあの感覚が、演出部分もありながら
とても自然に、あまりに素直に描かれすぎてて、
我が身の遠い記憶に重ねてみたり、憧れてみたり…(ほぅ…)

そんなステキな映画を2人で見たら、
さぞやロマンチックな気分になれるんじゃないかって?


……バカをお言いで無いっ(--)

ああいう微妙に現実味のある&憧れるに値する完ペキな
映像にウットリしてしまった後にくるものは…?


現実である(爆)

そやね。
同じテンションのラブラブさんなら、いいかもしんない。
まだ初々しいカップルさんで方向性が決まってないとか…
だったら、見たままの勢いで、どーとでもこーとでもなって下さい(爆)
が、理想と現実に深くギャップを感じているカップルさんだと…


きっと逆効果・絶大 (激爆)

コイツ相手にゃ、無理だわ…と、思ってしまうのが関の山(^^;

というわけで、キャッチコピーを改ざん・提案。

この映画は

『まだ互いに夢も希望も抱ける距離にいる』
大切な人と見に行ってください。(笑)

人選とタイミングは、慎重に(^^;


official site: http://www.kimiyomu.jp/

きみに読む物語(序章)

しばし。。。

またれよ。
と言っても、ハウルじゃないよ。
(いや見てない人、わからないから…)

この映画、見終わったばかりの今はちょっと、too emotional。
想いがたくさんすぎて、今すぐ言葉に綴れません。
本文でも紹介します。

ので、しばし、お待ちを。


official site : http://www.kimiyomu.jp/

ネバーランド

一句、詠めり。

『デップ様 ああデップ様 デップ様
デップ様ったら デップさまなのっ!!』
(ゼーッ…ゼーッ…)

彼こそ正に、Dream Actor。Dream Guy!
ピータ・パンのモデルになったと思われる少年が、デップに対して言った言葉。
それが全て。

『ピーターは僕じゃない。彼こそがピーター・パンなんだ!』

賛成、一票!実際あんなのが旦那だったら、さぞや大変だと思われますが…
(映画の中で、奥さんとうまく行かなかったのはわかるよな…)
そんな彼がチャーミングが否かと問われたら… oh, gosh...

子供よりもイタズラっ子そうで、イキイキとしたあの目つき。
アイディアと想像力に満ちた仕草と言葉は、決して役柄だけのものとは
思えないほど彼に似つかわしくて…

海賊ごっこをしてるシーンに、アイ・パッチ
して出てこられた日にゃぁ、そこかしこで悲鳴を飲み込む息遣いが…(笑)
『パイレーツ・オブ・カリビアン』のデップ様でトロけた女性は一撃必殺。
何を隠そう、それってあたしのことなんだけどね(^^;

記憶をリプレイするだけで、潤んでしまう。
ああデップ様… デップ様…(笑)

本当にナイーヴなだけでは、表現できるはずのないナイーヴさ。
人生にあってあたりまえのユーモアを、演技にもパーソナルにも魅力的に
滲ませることができる人。

ハリウッドにありながら決して華美になることなく、でも、独自の領域を
着実に積み上げてきた、誰にも替えがたい魅力を持つ人。
フィールドが何処であれ、唯一無二のパーソナリティをもてる人程、敬意
を示すべきものは無いと思う。

映画そのものがピーター・パンのようにファンタジック。
シンプルなハッピーエンドじゃないけれど、Tinkの粉を感じた人には、
You Can Fly~♪が聞こえてくるはす。

願いは叶うよ。
イマジネーションの力を借りよう。

何度も言って来た事だけど…

Just believe it. We can Fly!

official site: http://www.neverland-movie.jp/

オペラ座の怪人

かくも


見事なセットにキャスト。生の舞台を見たこと無いから比較はできんが…
クリスティーヌ役の女優さんの歌にメロメロ。歌声が、すんげー、きれい。

姿の見えない歌のお師匠さんに、『Angel of Music』と歌いかけるんだけど、
もう彼女が Angel そのものですから。

ファントム役の男優さんも、めちゃめちゃセクシー(*--*)
あんな声で、しかも耳元で歌われでもしたら…


そら腰も抜けるっちゅーねんっ。

ただ、原作読んで話は知ってたけど…やっぱり切ないなぁ。
一番強く求めてるのに、拒否する事でしかそれを表せないなんて…

望むものが分かってるのに、失う事を恐れて拒否するなんて、悲しすぎる。
ファントムみたいに、一生を後悔しながら生きてくなんて、絶対嫌だ。

もう少し、自分を信頼していれば。
もう少し、相手を信じる強さがあれば。
もう少し、自分も相手も愛してあげれば。

守れたものが、あったかもしれない。
今も、抱きしめることができたものが、あったかもしれない。

そんな後悔は、二度としたくない。だから強くいよう、と、心から思う。
差し伸べられた手を拒まず受け入れられるように。
拒まれても、差し出し続けていられる強さの持てる人であるように。
大事なものを、きちんと見分けて、ずっと大事にしていけるように。

っちゅーか、聴覚責めに弱い人は、四の五の言わずに見に行ってください。


まぢ、腰抜けます。ファントムの美声っ。

サントラ、買いにいこっかなー

official site: http://www.opera-movie.jp/

ハウルの動く城

嗚呼…

やはり…宮崎氏は変態であったか…。
魔女宅の時も思ったが…


あんなに女の子の気持ちがわかる
オヤヂなんてヘンだろうっ!!(爆)


【女の子のキモチ その1】

ソフィーが初めてハウルに会って、追っ手から逃げるシーン。
敵を悠々とかわしつつ、ソフィーを軽々と宙に抱えて飛び立った後、
一緒に空中を歩いて逃げるとこ。
(どんな時にもゆとりのある男って、素敵だ…)

両手の肘を曲げて肩の高さくらいに上げたソフィーの両手の指先を、
後ろからソッと包むように握って(もうこの体勢がすでに〇っ)耳元で
囁くわけです(さらに◎っ)。

『ほら、足をゆっくり下ろして歩いてごらん。そう、上手だよ。イイコだ』


うきゃああぁぁぁぁ!!!

キムタク…もとい、ハウルが

イイコってゆったぁ!!!!!(爆)

しかも、「歩いてごらん」の命令形の後にいいぃぃぃっ(;-;)
(チェリさん、趣味がバレますぜ?)

【女の子のキモチ その2】

お引越しで、大幅な家の模様替えをした時も、ある扉を開けて言ったもんだ。
『これはソフィーへのプレゼントだよ』
目の前に広がるのは…


一面のお花畑えええぇぇぇっ♪
きああぁぁぁぁああっ♪


お花をもらう事がキライな女がいようか?いや、いまいっ!
更にそれがお花畑だったりした日にゃぁ…


○×■△※◎×★□っ!!!(笑)

【女の子のキモチ その3】

戦に出向こうとするハウルを必至で止めようとするソフィー。
そこでハウルが言ったもんだ。

『なぜ止める。もう今まで充分逃げた。
守りたいものができた今こそ逃げずに戦わなくては』
(セリフは一部、意訳しております)

何をか況(いわん)や、である。まさに『君のためなら死ねる』状態。
未だにこのゲーム、やったことはないけどさ(誰かNintendo、持ってない?)

増してやキムタク…もとい、ハウルは普段、髪の色が変わっただけで
絶望しちゃうようなナルシストの泣き虫さん…
それが自分のために、そんな凛々しいことを言ってくれたとあっては…


○×■△※◎×★□っ!!!
(もういいから…)

もちろん、ジブリお得意の 『息遣いある無機物』 の、城が動く様は
ため息をつかんばかり。
ソフィーの気持ちの強さや愛情の方向に呼応した、彼女の容姿の
移り変わりの微妙さ、繊細さもすばらしかった…
あのイマジネーションはどっから来るんだ?
(猫バスに乗るのは、未だにチェリの野望の一つだ)

結論。


宮崎駿は、激しい妄想癖のある
偉大な変態オヤジであるっ!


いや、褒め言葉ですからね、これ。念のため…。

P.S.カルシファー、ほしい♪
  あの子が居たら、お料理にガス代かからん♪(爆)


official site: http://www.howl-movie.com/