日本には古来から
「結ぶ」ことに対する深い信仰がありました。
「あわじ結び」や「花結び」といった結び方・用い方の細かい約束事が残っているのも、
私たち日本人が、「結ぶ」ことに特別な思いを持っているからなのでしょう。
(飯田水引協同組合パンフレットより)


一本の和紙に
「人を思い、思いを伝える」カタチを
私たちは昔から紙に宿らせ、伝え
神を示した。

そこには、私たちの命の思いが結ばれていて
人を思う大切なカタチが込められている。





ここ最近、すっかり「結び」に魅了され
毎日、ほぼ引きこもり状態で
結びの起源や、祈り、込められている意味などを
調べ
あわじ結びを作ってます。


紐を編んだり
水引をしごいて

あわじ結びを作りながら

大好きな人を思う。
出会ってくれた人が幸せでありますようにと祈る。
男女の目合い(まぐあい)の意味を考えたり
八百万の神を思ったり
大切にする深い意味を考えたり

まるで、静かで、
永遠に触れるような時間の全てが

私の命のルーツに触れ
全ての宇宙の源泉に触れてしまったよな


そこはかとない美しさに包まれ
「生かされている」を感じます。


結びとは

神さまの別の言い方。

氏神様の別の言い方。

生業の別の言い方だそうです。



結びの語源にあたるのは
産霊(むすひ)と言う言葉。


産霊とは
魂を生み出し、身体や精神を繋ぎ
命を繁栄させること。


この概念は
神さまが、何よりも大切にしてきたことで
日本の精神でも重んじられてきています。


子孫繁栄

人を思う、一緒に生きる

命のバトンを何世代も受け継がれ
その先頭に
命をもらって、生かされていることを感謝する。



全ての命の上に、私の命が立っている。

それって命だけではなく
伝統や文化もそう。


たくさんの人の思いが繋がって
今の私になっている。





明日は、飯田市で講演会があります。
半年以上まえから
主催メンバーが組まれ

本当に大切に作り上げてくれた
場所と時間‥。




地元の本屋さんでは
私の著書を展開してくれたり

チケットを売ってくれたり

主催者のメンバーのお財布の中には、
私の講演会のチケットがいつも入っていて、すぐに売れるようになっている。


ありがたいな。
嬉しいな。
こうして、みんなの時間と命をもらってる

命は繋がり合ってる。



「結びの郷」と言われる飯田。



水引のシェアが全国の70パーセントを占めています。


今日は水引工事を見学したり
水引体験したり
たくさんのお話を聞けました。


梅結びのストラップ


結びのサンプル



結びを調べ始めたのはここ1カ月。

けれど、こうして
結びの郷に行く事が決まっていて

たまたま主催メンバーの子が
水引工事で働いていて、ご紹介や見学させてくれたり


主催者のお友達が、水引職人と会うので
縁を結んでくれたり。


考えられないような偶然が
普通に起きるようになってきたのは

きっと、神様の導きだと思う。

そうしないと、辻褄が合わない。

神さまからもらったキッカケを
どう結び、現実化するかも
私たちが決めて良い。

そのキッカケを良縁にするか、
ただの振袖会うのも多少の縁にしても。


そこは委ねられている。


けれど、私は
心を込めて受け取っていきたいと思う。



水引の結びは、人の縁(えにし)の結び。
時空を超えて、縁と縁を
強く、強く結んでいきたい。
きょうも強くやさしく、水引を結ぶ・・・
人の縁を結ぶ・・・
(水ひき工芸館せきじまパンフレットより)


明日の講演会は
飯田スペシャルとして

「親子の結び、命の結び、結ばれて合う思い」

について、胎内記憶と絡めながら
お話しようと思います。


お読み頂きありがとうございます。