こんばんは。華香です。
今夜も徒然のお時間がやってきました。
今日は、書籍の見本誌が上がってきました。
この見本誌のお話は、また別の時にさせてくださいね。
今日は、このできたてホヤホヤの本を持って
兄の病院へ向かいました。
その日によって、
体調が良い時もあれば、一気に悪くなる時もある
進んでは戻り、戻っては進み
油断を許さない状態です。
この本を持って
ICUへ入りました。
喉に繋がれた呼吸器、
目をあけるのも大変そうな兄に
本を見せてあげました。
兄も予約購入してくれている本。
「…やっと出来たよ。
やっと届けられたよ。」
そう心では囁きながら
「この金箔すごいでしょ!!」とか
「ひかりの事もいっぱい書いてあるんだよ」とか
ちょっと気丈に言葉をかける。
そして、そうそう
「お兄ちゃんの事も書いたからね」
と、伝え
ベットに横になり、
生きる事に全力を尽くす兄に
兄とのくだりを読んであげました。
そのくだりはこれです。
なんだかね…。。。。
私、兄に読んであげながら泣いてしまったのです。
走馬灯のように
兄と歩いた事を思い出したのです。
この短い何行かは、
全てが私と兄が歩いてきた道だからです。
魂の深い所で
兄にこの一節を伝えられた。
「今」と「魂の約束」が一致した。
という感覚なのでしょうか。
そして、一番感じたのは
「これを兄に読んであげられてよかった。
空の上でこんな約束をしてたよね。
懐かしいね。お兄ちゃん。
今こうして、この約束を伝えたよ」
私は心底、そう思いました。
そして
「私はいつでも守るからね!
また三途の川だって迎えにいくから笑」と。
兄の足下にあるブックスタンドにたてかけたこの本
「神」
という金箔の文字が
陽のひかりに照らされ
キラキラ輝いてました。
そして、兄がすぐ見えるような位置で
「神」がキラキラしてる。
神の部分を金箔にしてもらえて本当によかった。
こんな些細な事でも
神さまの采配に感じてしまう。
このタイミングにこうして本が届き
兄に読んであげられた。
私の気持ちを伝えられた。
これも全て神さまの采配。
書いた全ての内容が、今、私の心に広く沁み渡るのです。
愛を確認できる素晴らしい道具を
こうして作らせてもらえて
そして、愛の表現手段に使わせてもらえて
私は、自分を超えた
大いなる存在のはからいを感じてました。