あのね

ペットを飼うと
死んじゃった時悲しいからって
話をよく聞くんだけど

それは
本当のことだよね。


ハムスターを飼っていた時

突然動かなくなってしまって

電話で獣医さんに色々電話しても

もう死んでいるものを連れてこられても…
と言われるばかりだったけど

一件だけ
じゃあ連れておいでと言われて

娘らと泣きながら
連れていったことはあるよ。


アイスの木のスプーンで
お墓も作ったよ。

悲しかったよ。


何年も一緒に暮らしている
ポン助が

この先
虹の橋を渡ることは

もう絶対的なこと。

避けられないこと。

私は
きっとその時

泣いて泣いて

何日も泣いて泣いて泣いて泣いて…

もう今その日を思うだけで

今も泣けて泣けて(笑)

仕事さえする自信ないよ。


でも
思うんだよ。

ポン助は

どこで育つかもわからず

この世に生まれて

熊本から愛知のペットショップまで

はるばるやってきて

大きくなりすぎちゃったから

なかなか売れなくて…。

そんなワンコを

娘が見つけて

泣きながら
家族に迎え入れたい!と訴えて


小さい頃から
犬も猫も飼ったことない
お父さんと私は

凄く反対したね。

結局

娘はありったけの
おこづかいやお年玉の貯金をはたいて

ポン助を迎え入れたね。


私たち家族は
一つの大切な命を預かったんだ。

ポン助の一生を
託されたんだよ。

ポン助が
いつも幸せに過ごせるよう

私たち家族は
心にとめておかなければならないんだよ。

医療費もかかるよ。

保険料もかかるよ。

食費だって
皮膚が弱いから
すんごーくかかるよ。

でも

私たちは

ポン助に
幸せな一生を送らせてあげたいんだ。

送らせなきゃいけないんだ。

毎年
花見も一緒に行って

ドッグランも行って

春夏秋冬を

何度も何度も

その目で
耳で
肌で
感じてほしいんだよ。


ポン助の一生を
預かって

幸せに生きてもらうことは

私たち家族にとっても

凄く幸せなことなんだよ。

だから

ペットを飼うと……。
という言葉には

私は必ず
こう答えてるよ。

「縁があって
ポン助の命を預かれて
私たちは凄く幸せだよ。」

って。


愛しい愛しいポン助

私たちに

たくさんの幸せをくれるポン助


11歳になったけど

もっともっと色々なところに行こうね。

もっともっと色々な体験をしようね。

ずっとずっと

大好きだよ。