アメリカで専業主婦になってから、日本で働いていた頃よりも人付き合いが減りました。

以前は家族、友人、同僚、職場のお客様など毎日たくさんの人と会っていましたが、今ではたまにアメリカでできた友人と会うくらいで、過ごす時間の大部分は夫との時間になりました。

 

まだ一緒に住んで1年半ですが、夫が在宅勤務になってからはずっと一緒にいるので、何度も喧嘩して怒ってイライラして悲しくなって悩んで泣いて色々なことを考えてきました。

他の人と関わる時間も多くなく、暇な時間がたくさんあるため、一緒にいる時間が一番長い夫との関係が自分の中心になって。

もっといろんなコミュ二ティーがあれば、自分が働いていて暇じゃなければ、こんなに喧嘩することもないのにと思う日々を過ごしてきました。

夫婦関係のカウンセラーになれてしまうのではないかと思うくらい、夫婦関係のことを色々考えてきました。

 

 

未だに喧嘩したりイライラしたりしてしまうことはありますが、今はだいぶ仲の良い時間が増えて、平和に暮らせるようになってきました。

この1年半、夫と生活を共にして私が学んだこと、私が夫との仲を保つために心がけていることを紹介します。

(見返して自分も思い出せるように。)

 

 

 

・一緒に住んでいるけれど、それぞれの生活があると考える。

夫は仕事があるし、空いた時間にやりたいこともある。夫のおまけとしてアメリカに来ている訳ではないので、私は私で自分の時間を楽しむ。夫が外に連れ出してくれるのを待っているのではなく、自分がどう過ごしたいか考えて、自分のやるべきこと、やりたいことを楽しめるようにする。あなたの仕事中、私は暇で待っているのだから、空いた時間は全て私に費やしてよ、という考えはなくしましょう。

 

・いくら夫婦とはいえ、他人であることを思い出す。

友人に、同僚に、そんなイライラした態度をとりますか?自分の思い通りにしてくれなくて怒りますか?答えはノーですね。今は家族でも、元は他人。家族になったからといって、嫌な態度をとって良いわけはありません。

 

・自分の機嫌は自分でとるようにする。自分で自分を喜ばせ、楽しませられるようになる。

夫が何もしてくれないと、なんであなたについてアメリカに来ているのに私のために何もしてくれないのと思ってしまってイライラしてしまうから。夫に機嫌をとってもらおうとするのではなく、自分で感情をコントロールできるようになるといいですよね。まだできるようになっていない私の課題です。

 

・お互いに干渉しすぎない。

お互いに自分の好きなことはする、させる。指図しない。相手の趣味、時間の使い方、服装、生活スタイルなどに対して、細かく口は出さないで、自由にさせる。どうしてもそれによって嫌な思いをしたりこちらの生活に悪影響がある場合だけ、優しく伝える。

 

・相手を変えようとしない。自分が変えられるのは自分だけ。

相手をコントロールすることはできません。相手のその行動によって自分がどう感じるか、自分は何ができるかを考えて実行するのみです。話し合いの余地はもちろんありますが、話し合った後で相手が変わるかどうかは相手次第だと割り切りましょう。

 

・できるだけ否定しない。

以前はよくこれで喧嘩をしていました。誰でも、否定され続けたら嫌な気持ちになりますよね。あの鳥大きいね!いや、小さいじゃん。あのお店混んでるね!いやいや、いつもよりは空いてるじゃん。この服かっこいいでしょ!お気に入りなんだぁ。うーん、私はあんまり好きじゃないな。色が合わないじゃん。こんな感じで、いちいち否定していては気持ちの良いものではありません。人それぞれ感じ方は違うので、自分はそう思わなかったとしても、相手は大きい鳥だと感じたんだ、混んでいると思ったんだ、こういう服が好きなんだ、相手はそう思ったんだなと受け止めようとするのが大切です。大して重要ではないことに関しては、いちいち否定して突っかからないで、言いたいように言わせておくのが良いです。

 

・自分にこだわりがないことは、相手の好きにさせる。

言葉の通りです。旅行での交通手段は電車が良いかバスが良いか、歯磨き粉はどのブランドが良いか、など、自分にこだわりがないことであれば、相手の好きにさせるのが良いです。相手も迷っているようだったら、もちろん一緒に決めましょう。

 

・いちいちありがとうと感謝を伝える。

食器下げてくれてありがとう。ベッド整えてくれてありがとう。お花に水あげてくれてありがとう。洗濯まわしてくれてありがとう。このくらいするのが当たり前だ、たまには少しくらい家事してくれても良いじゃん、と思っていたとしても、普段してくれないことをしてくれたときは、細かいことでも、ありがとうと伝えると、相手の気分も良くなって、またやろうという気になってくれます。やったことに気づいてくれたんだなときっと相手は喜びます。相手も、こちらが普段していることにありがとうと思ってくれやすくなると思います。他人を変えることはできませんが、相手の気分を良くして、食器を下げるのを習慣にしてもらうことはできました!

 

・意地を張っても何も良いことはないと肝に命じる。

意地を張って、もう私は怒ってないけど相手が謝るまではしゃべりかけないとか、機嫌の悪い態度をとり続けて相手を苦しめようとか、無意味です。自分が辛いだけですし、喧嘩は長引けば長引くほど仲直りしにくくなります。ごめんねと言ってくれたら受け入れて自分も謝る、自分が先に謝れるときは歩み寄って仲直りする。お互い素直になってなるべく早く喧嘩を収束させたいものです。

 

・相手にとって嫌なことは、喧嘩しているときには言わない。お互いに落ち着いてから話す。

喧嘩しているときに、相手に口攻撃しない方が良いです。怒りに任せて、いつも思ってるけどご飯食べたら食器くらい下げてよ!とか、あのときこういわれたのすごく嫌だったからもうそんなこと言わないでよ!とか、そんなことを言っても相手には伝わりにくいです。相手もカッとなって逆切れしてくる可能性も。お互いに機嫌のいいときに、見計らって優しく言うようにしましょう。

 

 

 

とても長くなってしまいました。

考えればもっと出てくるかもしれません。

 

何度も何度も喧嘩して、これはしない方が良いな、こうした方が良いなと私が学んできたことです。

同じことで喧嘩して、あ、またやってしまった、これはだめなやつだったと思い出すこともしばしばです。

 

私の経験が、少しでもどなたかの参考になったら嬉しいです。

 

 

 

Yuna.

 

 

 

ファーマーズマーケットのお花💐