ぶぅとぱおの冒険 ~金色のお花畑をさがして~ 第6話 前編 | さく さく さくらんぼ

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ぶぅとぱおと、ほっぷ兄さんから旅に出てもいいとお許しをもらったろっぷは、
うさぎの兄弟たちや森の仲間たちに別れを告げて、元気に歩き始めました。


森を抜けると、赤く色づいた山が見えました。


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山が燃えているみたい!真っ赤だよ!
ぶぅがびっくりして言いました。

木は秋になると真っ赤になったり、黄色になったりするんだよ!見たことないの?
ろっぷが言いました。

ぼくたちがいたところは、見渡すかぎり原っぱで、赤くなる木や黄色くなる木はひとつもなかったんだよ。
ぱおが説明すると、ろっぷはびっくりしました。
そうなんだ!ぼくはてっきり、秋になると世界中が赤や黄色になると思っていたよ!

三人は山のふもとに着きました。

登ってみる?
ぶぅが二人に聞きました。

登ってみようよ!きっと、とっても楽しいよ!
ろっぷが元気よく言いました。

そうだね、みんなでのぼってみようか。
ぱおも笑顔でうなずきました。

三人は山道を登っていきました。

まわりの木は色とりどりの葉っぱをつけています。

見たことのない光景にぶぅとぱおは目を丸くしながら歩きました。そんな様子を、ろっぷはおかしそうに見ています。

三人が歩いていると、香ばしいにおいが漂ってきました。ろっぷが鼻をくんくんさせました。

ねぇ、何かいいにおいがするよ!なんだろう?

本当だね!なんのにおいだろう・・・?
ぶぅもぱおも首をかしげました。

三人がさらにのぼっていくと、急に屋台のようなものが現れました。

やあ、兄ちゃんたち!食べて行きなよ!ここいらの名物、もみじのてんぷらだよ!
赤い前掛けをかけた、さるのおじさんが、何かを売っているようです。

ろっぷがおじさんの方へ駆け出して行きました。
ちょっと待ってよ。ろ
二人はあわててろっぷを追いかけました。

ねぇねぇおじさん。これなあに?
ろっぷが尋ねました。

おじさんは得意げに言いました。
これはもみじのてんぷらさ。この山の名物でなあ。いろんなとこで売っとるけど、うちのが一番だ!衣はサクサク、もみじはとってもいい香りがするんだよ。

もみじ?
ぶぅは興味津々で聞きました。

あんた、しらねえか?そら、一個食べてみろ。
そう言って、おじさんは三人に揚げたてのもみじのてんぷらを差し出しました。


三人はそう言うと、あつあつのてんぷらをかじりました。

うわぁ!おいしい!これ、葉っぱ?
ぶぅが聞きました。

そうだ、もみじだと言っとるじゃないか。
そう言っておかしそうにおじさんは笑いました。

てんぷらを口いっぱいに入れたろっぷが言いました。
おじさん、このふたり、赤い葉っぱをはじめてみたんだって!

なんだって!?じゃあ、ほんとにもみじを知らんのか!
おじさんは目をぱちくりさせました。
そして、揚げる前の葉っぱを三人に見せてくれました。

ほら、これだ。これが、もみじさ。




それは大きくて、とてもきれいな赤色の葉っぱでした。



とっても綺麗な形の葉っぱだね!
ぶぅはじっと葉っぱを見つめました。

色もすっごくきれい!!
ぱおも、この見たことがない葉っぱに見入りました。


そうだ。あっちに温泉があるんだ。入っていきな!温泉に入って見るもみじは格別だよ!


ぶぅとぱおはまたまたきょとんとしました。

おじさんは大笑いして言いました。
あんたら、本当に知らないんだなあ。温泉は知っておかなきゃ人生損するぜ!あんなに気持ちのいいもんはない。わしらはずぅっとここでもみじの商売をやっとるけど、一仕事終えた後に入る風呂は最高に気持ちがいい。ほら、あの木の向こう側だ。入っていきな!

そうしておじさんは、三人に手を振りました。


第6話後編へつづく…