ぶぅとぱおの冒険 ~金色のお花畑をさがして~ 第4話 後編 | さく さく さくらんぼ

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三人は、笑ったり、話したりしながらたくさんのりんごを収穫しました。



夕方、三人はかごいっぱいのりんごを持って、おじいさんの小屋へ行きました。



〈りんごのうた〉




暗くなってきたころ、おじいさんがたくさんの薪を持ってきて、三人は焚火をしました。

そして、収穫したりんごをほおばりました。

おじいさんのりんごは甘くて、みずみずしくて、いままでに食べたことがないほどおいしいりんごでした。

二人は、おなか一杯になるまでりんごを食べました。おじいさんはその様子をとても優しい顔で見ていました。そして、二人に尋ねました。


そういえば、お前さんたちはどこへ行くつもりなんだ?まっすぐ歩いてきたと言っていたが…


ぶぅが、口を開きました。

ぼくたち、海の向こうにある原っぱからきたの。そこはいつも二人で遊んでいるとっても素敵な場所でね。ハートの形をした池があるんだ!ぼく、そこに大切な鈴を落としてしまったんだ…。

ぱおが続けます。


それで、ぼくたちしあわせの金色のお花畑を探す旅に出たんだ。そうだ!おじいさん、金色のお花畑がどこにあるか知らない?



金色のお花畑?さあ知らないなあ…ちょっと待てよ。いつだったか、そういうお花畑があるということは聞いたことがある。なんでも、本当に素晴らしい場所だそうだ…



おじいさんは、考え込みました。そして、言葉を続けました。


わしには、お花畑がどこにあるのかはわからん。じゃが、きっとお前たち二人になら見つけられるに違いないと信じとるよ。


そう言っておじいさんは二人の頭を優しくポンとたたきました。


さあ、夜も遅い。わしと一緒においで。今夜はわしの小屋でゆっくりおやすみ。


おじいさんの小屋はりんごの木でできている、とても居心地のいい場所でした。テーブルも、椅子も、棚もすべてがりんごの木でできているとおじいさんは説明してくれました。

そしておじいさんは奥から、ふかふかの毛布を三つ持って来ました。

三人は横に並んで、気持ちのいい毛布にくるまりました。二人はすっかり気持ちよくなって、ぐっすり眠りました。



 朝になりました。おじいさんの小屋にきらきらと朝の光が差し込んできて、二人は目を覚ましました。いいにおいが漂ってきます。それはおじいさんが用意してくれた、朝ごはんのにおいでした。昨日とれたりんごのジュース、こんがり焼けたトースト、それから野菜のスープです。


おはよう。二人ともよく眠れたかな?さあ、しっかり食べて、元気よく旅を続けなくちゃあな。


三人は、さみしいような、幸せなような、なんとも言えない気持ちで、朝ごはんを食べました。おじいさんの用意してくれたごはんはとてもおいしくて、二人はたくさん食べました。


さあ、これを持っていきなさい。昨日お前さんたちが取ってくれたりんごと、わしがつくったりんごジャムが挟まったサンドイッチだよ。お昼に食べなさい。今年は二人がたくさんりんごを取ってくれたんで本当に助かったよ。ありがとう。


おじいさんは笑顔で二人にお礼を言いました。


また、収穫の時期にはお手伝いにくるよ。ぼくたちがお花畑を見つけたら、チャッピーを原っぱに招待するんだ!だから、おじいさんもそのときにはきてね!

ぶぅが元気よく言いました。


ぼくたち、案内するよ!!

ぱおも元気よく言いました。


ありがとう、二人とも。ぜひ行かせてもらうよ。さあ、気を付けていくんだよ。元気でな!


おじいさんは二人と力強く握手をしました。
おじいさんの手は大きくてあたたかくて、二人は、心ごと包み込まれたような気持ちがしました。

二人は、名残惜しい気持ちを振り切って歩き出しました。


振り返ると、おじいさんはとても優しい笑顔で大きく手を振っていました。二人も、遠く小さくなったおじいさんに大きく手を振って、先へと進みました。



~第5話へつづく~