ぶぅとぱおの冒険 ~金色のお花畑をさがして~ 第2話 前編 | さく さく さくらんぼ

さく さく さくらんぼ

S i n g S i n g S i s t e r s  → H A P P Y !


前回までのおはなしはこちらから↓
クローバープロローグ
クローバー第1話

------------------------

鳥のさえずりで二人は目を覚ましました。そして晴れ渡った青い空を見上げました。

おひさまは二人の挨拶に答えるかのようにキラキラ輝きました。
よし、それじゃあ金色のお花畑を探しに行こう!
出発だ!


二人は山を下り、まっすぐ歩いて行きました。そのうちに風が強くなり、草原から、砂だらけの道に変わりました。二人は広い砂浜へやってきました。
わあ!大きな池があるよ!!
本当だ!こんなに大きな池は見たことがないね!!
すると、急に隣から声が聞こえました。
これは池じゃない。海だよ。
二人は驚いて声のするほうを見ました。そこに立っていたのは大きな鳥でした。
君はだあれ?ウミって何?
おいらはカモメのチャッピーさ。君たち海を知らないのかい?おいらが説明してやるよ!




   朝日が昇ると海は光り
   キラキラキラキラ輝きだす
   あおいあおいこの海は
   どこまでも続いている
   遠くの街から波のメッセージ
   知らない街へ波のメッセージ
   夕日は海の向こうへ沈み
   あおい海をあかく染める
   海 世界をつないでる
   海 輝く宝物


ま、そんなところさ。で、君たちは誰だい?ここで何してたんだい?
ぼくはぶぅ。
ぼくはぱお。よろしくね。
ぼくたち、金色のお花畑を探しているの。どこにあるか知らない?
ぶぅが、元気よく聞きました。
さあ、金色のお花畑かぁ…知らないなぁ。それより、今夜花火大会があるんだ。見ていきなよ!とっても綺麗だぜ!

ぶぅとぱおは目をぱちくりさせました。
きみたち花火を知らないのかい!?それならぜひとも見ていかなきゃ!きっとびっくりするぜ!特別きれいに見えるところへ連れてってやるよ!



二人はチャッピーの後を海に沿って歩きました。砂はさらさらしていて心地よく、二人の足元まで、波が楽しそうに打ち寄せています。



きみたち、どこから来たんだい?
山の向こうにある原っぱだよ。そこには、ハートの形をした池があるんだ!
お天気がいいとね、池がおひさまの光できらきら輝いてとってもきれいなんだよ!
チャッピーはその様子を思い浮かべながら、うっとりして言いました。
ハートの池…か。そいつは素敵だなあ。おいらも見てみたいよ!
ほんと!?ぼくたちが原っぱに帰ったら、遊びにおいでよ!
ぼくたちが案内してあげる!
本当かい!?そいつは嬉しいなあ!さあ、着いたぞ。ここが絶景ポイントだ!



チャッピーが指さしたのは、大きな岩の上でした。岩はてっぺんが平たくなっており、ちょうど三人が座れるほどの大きさでした。三人はその上に並んで座りました。さっきまで金色に輝いていた太陽は赤くなり、海の向こうに沈んでいこうとしています。その光に照らされて、海も赤く染まりました。


うわぁ!海が赤くなってる!
きれいだなあ!
そうさ、夕焼け色に染まる海は、おいらの一番のお気に入りでさ。ちょうど君たちのその原っぱみてえなもんだな。おいらは世界中いろんな場所へ行くんだが、やっぱりこの景色が見たくなって、また帰ってきちまうんだ。そういう場所をきっとふるさとっていうんだろうなあ。


そういってチャッピーは大切そうにこの場所を見まわしました。ぶぅとぱおは顔を見合わせました。二人とも、自分たちの原っぱがちょっぴり恋しくなったのです。





後編へつづく...