いや、初期とはいえ多少の認知症が入った85歳。
多くは期待していないし、まだ自分で身の回りのことは出来ているし、いくら止めようと夕方以降毎日家の周りを散歩している母にはむしろ感謝しなくてはならないくらいだと理性では理解している。
が、やはりこう暑くて体調がイマイチだと自分が倒れないでいるのが精一杯。
些細なことでも負担に感じてしまう。
その度に世の介護している方を尊敬せずにはいられない。
うん、神だよなあ✨、神✨
しかし私はまだ悟れない
金曜日、覚悟を決めていたせいか、自分の身支度を済ませて割と穏やかに母の支度が出来ているか様子を見に行く。
出来ればタクシーが来る直前までエアコンの効いた部屋からは出たくないのだがそうもいかず。
今回のポイントは聞くたびに変わるお薬手帳の有無。
そして朝起きられないからと飲まずに溜め込んでいる朝食後の薬だ。
あと、耳の遠さではなく、人の話を聞こうとする医意思があるのか不明な点。
出掛ける用意は出来ていたので「お薬手帳(バッグに)入れた?」
「持ったわよ」と自信満々。
前回はお薬手帳なんて持っていないし、誰もくれないと言い張っていたが、見つけたらしい
「飲み物持った?」
「マスクが苦しいのよ」医師の疎通は既に諦めているのでまあいい。
「病院入るまで外してていいからね」
「エアコンつけたままでいい?」
「…。」
「いいよ、つけたままで行こう」リビングは平屋部分になるのでまさに一番焼け込む午後イチ時間帯。電源オンオフするほうが消費電力が大きいし、うまくいけば2時間かからない。
用意も済んでいるし、母は玄関に出て靴を履いて出るまで時間がかかる。そろそろタクシーの予約時間。
「そろそろお靴履いて玄関で待とう。もうタクシー来られるから」
が、動く気はなさそう。
因みに会話は私が精一杯の声を張り上げているので既にヘトヘト。しかし補聴器を着けようという気は全くないらしい
多少は違うのだけど、会話で相手のために(わたしだけでなく医師やナースも)嫌いな補聴器を着けようという気は起こらないらしい。
いや、まだなんとか想定内、怒るまでではない。
一旦私が玄関を出てみるとタクシーは丁度着いたところ。目で挨拶して、玄関を見ると母の姿はない
大声を張り上げ呼び続けるが聞こえるハズもなし。
外に車を停めていた運転手さんのが反応して「大丈夫ですよ、待ちますから」
申し訳ない。
諦めてスニーカーを脱いでリビングまで戻り母を立たせて玄関に向かわせる。
「あら、来たの」
来たの?じゃねぇ(*゚Д゚)←ややイラッ。
「戸締りするから、先に車に乗ってて」
「ねぇ、この白いスニーカー、私履いていい?」
え。今ですか?ソレ
「いいよ。それママのにしていいって言ってるでしょ?」
夏だから涼しげなメッシュの白がいいらしい。
因みに紐なしバッテンゴム付きのスリッポンタイプのスケッチャーズ。
相変わらず急ぐ風もなく靴を履く。
「鍵持ってる?」
いや、いつも君に鍵を閉めさせたことないだろう。
「ほら、早く先にタクシー乗って」
が、私が鍵をかけるまで動かない。
だから、タクシー待ってるんだってば
見かねたのか運転手さんが手を取って後部座席に座らせてくれる。
最近、タクシー会社もウチを覚えてくれていてスライドドアのちょっと車高の低めの車種にしてくれることが多い。←かなり早めに予約するのがミソ。
手を貸してもらい手前に座りデコでも動かないので、反対側のドアを開けてもらい私も後部座席に乗り込み、母にシートベルトをさせ、私もカチリ。
するとシレッと「〇〇病院までね」とそう言うところだけは指示する。
が、web予約なので行き先も運転手さんには既に伝わっている
まあいいや、満足そうだし。
実はタクシーを使うには近すぎるほどの距離。
タクシー代自体より予約料金と呼出量のが高いくらいだ。いた仕方ない。
「ねぇ、細かいのがないから一万円札でいいがかね?」
いや、絶対自分で払う気ないよね?
てか君に払わせたことはないはずだ。
数分で病院前に。もちろん財布を出す気配すらない
多分早くエアコンの効いた院内に入りたいらしく、降りる時は急かさなくても足取りも確かに
サッサと降りて院内に入る。
料金を支払い慌てて後に続く。
次はもうしっかり受付前の椅子に座っている母に「保険証とお薬手帳は?」と聞くと。←院内処方なため受付時に出すルール
「あら、お薬手帳忘れたわ」
はい(*゚Д゚)?出がけに聞いたたよね?
「テーブルに置いて来ちゃったわ〜」
いや、バッグに入れたか聞いたよね?そして何故保険証と別にする?
まあ、保険証を忘れなかっただけ良かった。
やはりいやがるけどやはり病院用手帳ごと私が預かってないともうダメだ
一応忘れたらしいがあまりアテにならない気がするので、受付では「母がお薬手帳を亡失くしたらしいので新しく貰えますか?」と頼むことに。あながち嘘ではない。
自分のお薬手帳も出しながら二人分受付してもらう。
ついでに私の自立支援受給者証が届いているか確認。郵送だったからか私には連絡がなかった。
無事届いていたようで古いモノと取り替える。
受給者証やら二人分の受付票やらをごちゃごちゃ受け取り、母の横で整理していると、母は自分の受付評だけを抜き出す。
いや、一緒によばれるんだし、第一呼ばれても聞こえないだろう
が、逆らうと疲れるのでやりたいようにさせておく。
丁度ニュースで気温が37.5℃を超えたと速報が入ったらしく母が嬉しそうに解説。
ニュースは字幕が多いので嬉しいらしい。
いや、37.5℃なんだからゲンナリニュースだろう。
オマケに私の今朝の体温は35.7℃で血圧はビックリの179
その前日は血圧104しかなかったのに。何が起きてるんだ、私の身体。
その日のしんどさは血圧が高かったからのようだ。
予約時間より早めに行ったので、午後の診察は一番で呼ばれ早かった
診察室に入ると主治医のセンセが意外な顔。
実は前回私が切羽詰まっていた時に「母とは予約を別に」と頼んでいたのを思い出したらしい。
いや、もういいんです。
確かに二人で一緒にすると母のことで終始してしまって自分のことまで話せなくなるけど、どっちみち診察を母任せにしても結局その分も私に回ってくるのだし、母は毎月(薬の関係で)通院だけど、私は2ヶ月に一度にできるし、隔月の負担ならばまだなんとかなるに違いない。
診察室に入って母の第一声は「睡眠薬が足りないんです‼️」
それは余分に飲んでるから。
朝や昼の薬はビックリするくらい余りまくりなのに。
「眠剤、眠剤」とうるさい母の遥か後ろから
「どうやら.朝起きられないので、朝の薬は
ほとんど飲んでないらしいんですが、飲めなかった場合、昼にズラしていいんでしょうか?」
「あー、目眩とか、認知予防の薬、朝の分にはい入っているからねぇ」
通りで認知が増してる気がしてたよ。一応効いてるんだね。
そして母曰く「夏に弱い」からではなく、目眩の薬を飲めてないから余計具合が悪いのの
夏に弱いどころか、エアコン設定温度30℃にしてるくらいだし、夏に弱いわけじゃないじゃん
むしろ私よりよほど元気だよ。
結局、主治医センセが頭を捻り、薬は昼と夕方と眠前に振り分けて朝をナシにしてくれた。
一包化の中身が入れ替わったので、今までのものを捨てて間違えないようにしなければ。
眠剤はもちろん余分はナシ。
母はうるさかったが、昼まで寝て、夕方に昼寝してたらそりゃあ夜眠れないがな。
そして本人は眠れてないと思い込んでいるが、実は常にシッカリ寝ているのだ。
とりあえず「眠れない!」に対して同調して慰めてもらえば満足なのだ。
第一この暑さのなか、満足に眠れている人のが少ない。
言われた通り寝る時も弱めにエアコンを着けて(だからといって30℃は🆖だが)直接風が当たらないようにしていればまだ寝付けるはずだ
何故言うことが聞けないかなあ。
因みに最近の相手の話を聞く気がなさそうで❤️ここに在らずて猪突猛進状態が認知機能のしょうじょかと聴いてみると、センセ、ちょっと唸りながら「いやあ、入院中もそうだったし、自分の思ったことしか受け付けないのは変わってないよ?認知かと言うと微妙だなぁ。機能検査でも初期だしね」とのこと
うむ、やはり性格なのか(๑˙―˙๑)?
そして初期でコレですか╭(๐_๐;)╮
一気に私の具合が悪化しました。
一応私の体温やら血圧の乱高下を相談したものの、「血圧避ける薬つよすぎるんじゃないかなああ、それに(脳外科の🐻❄️センセの)ステロイド少ないんじゃ?も、20mg/日だと、普通そんなに飲まないから増やせないよねぇ」とごもっともなご意見。眼科は頑張って早く行ってねだった。
この病院に眼科も入ってくれたらいいのになぁ(´・ω・`)
とりあえず
やはり内分泌科受診待ちになりそうだ。
診察が終わり、薬待ちをしているとSWさんがよって来て、労ってくれてしばしホンワカ。
が。
「そろそろお母さんも自立支援の申請をしましよょうか?」とのひと言で一気に意気消沈
いや、補助は欲しいけど、また手続きか
自分の時でかなりダメージが大きかったからなぁと顔をこわばらせていると「あ、お母さんにサインだけしてもらえれば、郵送で手続きはコチラでやりましょうか?」との有り難いお言葉✨
もしかしてケアマネさんに私の介護申請の時に、手続きが重なって放心状態になったことを切々と訴えた成果なのだろうか。
どちらにせよ、ホッ。かなり助かる> <
この一件で小躍しそうなくらいだった。
が、薬を二人とも受け取り、会計もすませ、タクシーを再度呼んだところでまたまた谷間にズルん。
丁度待合室も混んできてしまい、正面玄関の車寄せが見通せる椅子に空きがなくなってしまった。
自動ドア一枚になってしまう位置に車待ち用の椅子があるのだけど、母は一旦座った玄関口から遠い椅子から離れようとしてくれない
私は15分ほどかかると言われたので時間近くには玄関口でタクシーが来るかを観ていたのだけど、母は少し近くの椅子が空いてもそ知らぬ顔。
呼んでも聞こえないんだから少しは近くに移動したらどうなんだ(*゚Д゚)?
案の定、タクシーが着いてもまだ動かす知らぬ顔のまま
結局小走りで大きく迂回して、母を呼びに戻る羽目に。
またしても母の荷物を私が運び急がせる羽目に
だから何故いちいち言うこと聞いてくれないんだ?
ついでに帰り途中にセブンイレブンがあるので、しばしタクシーに待ってもらい、母の夕食を買って行けば楽だと思ったのだけど、何故かまさかの母拒否
何故(๑˙―˙๑)?どうせ冷やし中華とかしか食べたがらないんだし、丁度いいのに。
ただ急ぎたいので、母を店内に入れたくなかったのでタクシーで待っていろと言ったのが気に入らなかったのか?
まあ私もコンビニくらいとはいえ、一歩でも余計な動きはしたくない。
諦めて自宅に直行。
どうやら思ったよりコルチゾールの消費が早かったようで、玄関前で母を玄関に入れた途端グラり
息絶え絶えに
とにかく自分の部屋に入って冷房をガンガンにしてベッドにダイブしようと這うように母と私の薬を分けたり、荷物を片付けていると
ふと家に帰ってホッとしたからか、はたまた病院で疲れたからか母が
「夜、冷やし中華を取って(デリバリー)欲しい」と言い出した
∑('◇'*)エェッ!?
だから土地のコンビニで買おうと言ったジャン(*゚Д゚)⁉️
いや、デリバリーっても今まで出前してくれていた中華屋は最近出前してないし、つまりUber Eatsで頼めってことかい?
それは全て私がやるってことなんだが。注文、電子決済、受取と。
しかも暑いせいか、Uber Eatsでも冷やし中華が売り切れてしまうことも多々
いや、君は簡単に言えば届くと思ってるんだろうが、いつでも受取ひとつ(電子決済なのでホントに受取るだけ)しないくせに
ともかく家に帰って来てしまったからにはもう一度外に出る気力はない。
そして私は早くベッドで倒れたい
仕方なく、微妙な時間だったけど、どうせ冷蔵庫に入れるんだからいいやと早々にUber Eatsで(LAWSONの笑)冷やし中華などを注文。
幸い冷やし中華は品切れしていなかったので無事オーダー出来た。
後は電子決済して、配達の移動をアプリで見守り、更に防犯カメラと室内モニターで玄関内に置かれた品物を見届ける。
インターフォンを2階の子機で受け、品物を玄関内に置いてもらうように告げる。←テコでもベッドから動く気がない私
玄関チャイムの室内呼び出しをガンガン鳴らすと(一回や2回では母は気づかない)、ようやく母が玄関先に置かれたコンビニ袋を取りに向かう。←コレも室内モニターでチェック。
とりあえず後は勝手に時間になったら食べるだろう😮💨
因みに室内モニター(カメラ)では双方向通話も可能なのだけど、母の耳では聞こえない
夕食確保を確認したところで私は完全にダウン⤵️
果たして翌朝まで意識朦朧となりました。
てかなんでこう人のいうこと聞かないんだろう_( :⁍ 」 ∠ )_