いや、今では「昭和も遠くになりにけり」なのか。

昨日は手足ケアが出来て調子に乗っていたら、たったそれだけなのに今朝はもうグッタリ魂が抜ける

怠いやら痛いやら相変わらず寒いやらでまた固まっていました╭( ๐_๐)╮

やっと這いだして薬を飲んで📱に辿りつきました。て。もう夜じゃないか真顔

と、ピロンと玄関の防犯カメラからのアラート。

珍しく確認してみると、母だった。

歩行器で買い物に出たようだ。

(ー'`ー;)ムムッ

いつものことながら、誰か甘えられる人の前に出ると、もう倒れる寸前如くヨロヨロになるのに

人の目がないとヤケに身のこなし軽やかに、スタスタ歩いてるじゃありませんかガーン

別に見張ってた訳でもないし(猫はいないかたまに探す)文句をつけるつもりもないけど。

元気に越した事はないし、寧ろ安心した。

人の目があると豹変するのは何故なんだか未だかって理解出来ないうーん

いや、元気そうで良かった。


が。




そうそう、何故明治がイキナリ出て来たかというと、やっとヘトヘトとウトウトしながら司馬遼太郎著「坂の上の雲」を読了したため。正確にはそれに前後して「殉死」も。

いや、なかなか苦戦しました。

なにせ登場人物の書き残したモノなどが引用されると漢語や文語体がワンサカオエー

苦行かと思うほどページがすすまず、つい諦めようかと思ったほど。

何せ明治時代、日清戦争、日露戦争辺りに私の基礎知識が全くと言ってない上に、素地もない無気力

幕末となると新撰組や坂本龍馬など時代背景がなんとな〜くうっすらあるのだけど、明治となると大日本帝国、大正より長かったくらいしかない魂が抜ける

日清戦争、日露戦争などはああ日本が勝って世界も日本自身もビックリしたんだっけ?という感覚しかなく、日露戦争では海軍が大勝利を納めたことさえこの本で初めて知ったほどヾ(・・ )ォィ

読み進めるウチに微かな記憶で「二百三高地」とか「東郷平八郎」、「乃木大将」という言葉が出てきて、ああ、この時代のことだったか。と知ったことも多々。

でも読了してみれば、なんとなく昨今のいきなりに思えたロシアのウクライナ侵攻が理解出来ないまでも腑に落ちるところがあったり、名前だけはかろうじて知っていた乃木大将がそれほど無能だったのかとか、新たな興味も。

そして戦争モノだからある程度似てしまうのかもしれないけれど、「銀英伝」はここら辺が下敷きにあったのかなぁとかニヤリとなる部分もあったり。

そもそも「坂の上の雲」を読むキッカケになったのは、この作品を大河ドラマにという話が持ち上がり、野沢尚が脚本を書いたがために野沢尚が亡くなったのでは?という説もあるとどこかで目にしたため。

なので当然、ドラマも視聴中。

どうやら司馬遼太郎生前中は「戦争賛美となっては困る」とドラマ化は受けなかったらしいが、諦めなかったNHK側が粘ってやっと実現するかと思った矢先、野沢尚の自殺、NHK会長の辞任?とかも重なり、大河ドラマでなくスペシャルドラマとして放映に至ったらしい。

作品自体はまだまだ自分の中でこなれてないけれど、司馬遼太郎が「日本人というものを描きたかった」という言葉の意味も少し見えた気がした。

日露戦争自体を扱っただけに、誰かに感情移入して読み進めるスタイルでないので、そういう意味では感動したという感じではなかった。

あくまで日本人とはというものを考えさせられる物語だった気がする。

ドラマはそこら辺少し柔らかかったかな。

でも幕末モノを読んでも思うことがあるけど、信じられるものを芯として生命がけで純粋に突っ走られるって素晴らしいなと感じる。


私の中にもあるのだろうか。

ま、毎日ダウンしている身としては考える余地もないか絶望