偏差値を気にする人が結構いますよね。
大学名を聞いて見る目が変わるのも偏差値社会で生きて来た我々は仕方のないことなのかもしれません。
頭の良さを測る指標の一つにIQがあります。
もともとフランスが義務教育を施行する際、授業についてこれるかを測るために作られたテストです。
精神年齢と実年齢を比べるテストでビネー式知能テストと言います。
ただ対応年齢が限られているので今はウェクスラー知能検査が用いられるのが一般的です。
ただIQの高さは社会的成功とは無関係なのだそうです。
これは脳科学者の澤口先生の文献で知ったのですがIQの高さより1番大切なのはIQgであり前頭連合野の力が高いほど社会的な成功をおさめる可能性が上がるのだそうです。
前頭連合野はオーケストラの指揮者に例えられるのですがここを障害されても知能IQや空間IQは変わりません。
実際に脳の前頭連合野を事故で鉄棒が貫通して障害された人がいて左目は失ったものの知覚や記憶、運動能力は変わらず元気そのものだったそうです。
ただ人格が変わりスグにキレて暴れたり刹那的で自堕落な生活を送るようになったそうです。
どこかで聞いたことありませんか?
そうです。
認知症です。
アルツハイマーもここの障害が原因であると言われています。
前頭連合野は感情のコントロール、他者への理解などを担っているのです。
IQgは個別IQを束ねて操作する最高次のIQなのです。
老化防止に有酸素運動(ウォーキング)や音読、計算などが薦められるのは前頭連合野への血流を上げるためです。
実はここの血流を上げるために最も有効なことは噛むことなのです。
手の運動よりも噛むことの方が前頭連合野を活性化することも分かっています。
これは咀嚼に関係する脳領域が前頭連合野のスグ後ろにあり前頭連合野と強い神経連絡を持っているからだそうです。
ガムを噛んでいると集中力ややる気、注意力が上がるのもこのためだということがわかります。
社会的で成功するために歯並びを育てることも英才教育の一つとなる日も遠くないでしょう。