出会いは17年前。
私から声を掛けた。
あの日から、あなたは私の恋人で、親友で、今は大切な家族。
私の旦那さま。
あなたは私のお守りです。
辛いこと、悲しいこと、腹立たしいこと。
たとえそれがあなたによってもたらされたものだとしても
私はあなたのそばでなら乗り越えられた。
あなたの大きな手で涙を拭われ、髪を撫でられ
優しい声に包まれたなら
私は安心して、猫のように大人しく眠りにつくことが出来た。
別れる、離婚する。
何十回、何百回言っただろう?
あなたはどんなに罵られても、一度だって口にしたことがない。
「この人は絶対私を離したりしない」
そう思っていた。
絶対別れないと知っていたから、平気で別れを口に出来たんだ。
だけど
こんなのってない。
先に旅立つなんて絶対許さない。
私より一日後にしてよって
残されるのだけは絶対嫌だって、結婚前に言ったじゃない。
わかったって約束してくれたよね?
私は長生きするつもりだから、あなたにはうんと頑張ってもらいます。
私より一日、長く生きるために。