36年暮らしたお家が空っぽになりました。
30年営業していたお店は私の生活の一部で、昔の喫茶店ってご近所の方が毎日朝と午後と二回珈琲を飲みに来てくれるんです。おかげで私は常連のご近所さんからは「かよちゃーん」と毎日声をかけていただき、お店と共にたくさんの人に愛されていたと感じています。
お店で使っていた照明や机やイスなどは、引き継いでくれた友人のお店で古いながらに輝いています。
家の襖や障子などなどは、
橋の下音楽祭で使っていただけることになり、他にもたくさんの友人がいろいろ貰ってくれてまた引き継がれていきます。
本当にありがたい!
昔は古いお家がとても嫌で…
綺麗な今どきのお家が羨ましかったけど、
隙間風だらけで床がギシギシいうような さびれたわが家が今ではとっても愛おしい。
古き良きものへの愛が増してなんだかさみしい気持ちです。