遠い遠いところから


ちっちゃなちっちゃな卵が運ばれてきた


ちっちゃいけど


強い強い意志をもってやってきた


風に吹き飛ばされそうになったり


大波にのまれそうになったり


ひとりで戦っている



その意志を実現するために


手伝うよ


忘れずに伝えてね


今度はきっと


会えるといいね

自分の中の小さな子どもに語りかける


力なく悲しそうな少女は小さく座っている


いつも遊んであげられなくてごめんね。


いるのをわかっていて見ないふりしてごめんね。


もっとしたいこといっぱいあるのにね。


本当は大好きなんだよ。


これからいっぱい遊ぼうね。


いつも一緒にいてくれてありがとう。



少女はお花畑を元気に走りだした


ちょうちょを追って笑顔になって


わたしは体の真ん中がほんわか暖かく


軽くなったみたい


金色の光に包まれてふんわり少女を抱きしめる



いつも一緒にいてくれてありがとう。


たくさんの思い 


心に積もった悲しみ


いっぱい笑った時間



できるだけ


思いつくだけ


みんな洗い流して


すっかり落として


きれいに捨て去ろう



つぎに晴れる日を想って


たくさんの経験がいっぱいに詰まるよう



こんな雨の日は


心をからっぽに 浄化しよう

あなたの中の 悲しみはなに


言葉にできない思いは なに


求めているものはなに


閉ざしてしまう理由は なに



なにをかかえて うまれてきたの


はきださなければ なにも かわらないよ


教えてくれなきゃ なにもできないよ



どこに行きたい?


何がしたい?


誰に会いたい?


どこで生きたい?



甘えていいよ なんでも言っていいの


あなたの願いは私しかかなえる人がいないのだから


行動させてよ あなたが満足するように


地球とつながろうよ もっと強く




わたしの中の 悲しみは なに


あの森は


もう色づいたかな


風が冷たくなって


いっそう凛とした空気に満ちているんだろうな


鳥たちも急いで赤い実を探して



光がさらに透明に


木々を照らして


実りの季節に最後の祝福



きらきらと輝きが落ちてくる小道


さらさらと流れる水



あの森は


いま一番おめかしして


短い時を楽しんでいるんだろうな



帰りたいな


聖なる森に