日の日本株は、半導体関連株の上昇を主因に上昇。 自動車など輸出関連株にも円安の恩恵が期待され、買いが集まった。 4月に4.86%下落した日経平均株価は、30日には1.24%(470.90ポイント)高の3万8405.66で取引を終えた。 東証株価指数(TOPIX)は2.11%(56.69ポイント)高の2,743.17ポイントで取引を終えた。
33業種中、上昇率上位は海運業(5.38%)、ゴム製品(3.19%)、医薬品(2.93%)、機械(2.72%)、自動車(2.60%)、小売業(2.38%)、電気機器(2.34%)で、下落率上位は空運業(-2.14%)だった。

大和証券のチーフ・ストラテジスト、石谷洋平氏は、企業決算発表で、一部の好決算が急伸したこと、日立製作所の2025年業績見通しが予想を上回ったこと、コマツ製作所が10年ぶりの大規模な自社株買いを発表したことなどが、両社の株価をIPO来高値更新に導いたと指摘した。 日立製作所(6501.JP)は8.46%高の14,615円。 アジア最大の建設機械メーカー、コマツ(6301.JP)は10.39%高の4707円。

世界第2位の半導体製造装置メーカーである東京エレクトロン(8035.JP)は、1.72%上昇の34,820円。 ウエハー世界最大手の信越化学工業(4063.JP)は3.84%高の6,133円。

ソフトバンクグループ(9984.JP)は1.30%高の7883円。 住友商事(8053.JP)は6.22%高の4,152円で、過去最高値を更新した。 三井物産(8031.JP)は1.49%高の7,631円となり、過去最高値を更新した。

半導体部品テストシステムのアドバンテスト(6857.JP)は7.72%安の4,973円。 電子部品や記録・データ保存メディアのTDKコーポレーション(6762.JP)は3.60%下落の7,049円。

日東電工(6988.JP)は8.98%安の12,975円。 全日空ホールディングス(9202.JP)は2.55%安の2982.0円。 醤油メーカーのカメコマン(2801.JP)は3.42%下落の1,891.0円。