今回は日本から戻ってきたということで、いつもより感慨深いところがある。

思いがけず予定の2週間より長く、約1ヶ月半も滞在してしまったにも関わらず、意外にあっさりチェンナイに帰ってきてしまった。

日本にいればなんでも手に入るし、支援センターがあって雨でも子供とゆっくり遊べるし、自由に車を動かしてどこにでも行けるし、空気はきれいだし、美味しいものはいっぱいあるし、楽しいところもいっぱいあるし、こどもは予防接種を無料で受けれるし、歯医者もきれいだし、犬も猫も可愛いし、ビールも最高。


でもやっぱり、家がないからか、どこか気持ちが落ち着かない自分がいた。

まぁほぼ、インドでひとりで過ごして家を荒らした状態で夫が来て、その荒れた家に何か住みついてないかという心配が大半だったんだけど。

結局、家って大事なんだなぁと思った。

仮の住まいであっても私達の生活に必要なものが揃っている家。

それがインドにある。

乗り継ぎ地の香港空港でインド人の大群をみて、懐かしさのあまり親しみを感じてしまった。

意味不明な行動全てが愛嬌に思える。

この気持ちのままあと3年過ごせればいいけど、ここにいてこの気持ちを持ち続ける自信はあまりない。


帰ってきて一番良かったのは、坊っちゃんが食べるようになったこと。

日本では白物か、卵とじご飯しか食べなかった坊っちゃんが、インドのレストランで自分でスプーンを持ってぱくぱく食べ始めたのだ。

超びっくり。

彼が求めていたのはこれだったのか。


そしてやっぱり家が広いこと。

夫の実家もまぁ広いけど、家の中で車の乗り物で暴れられる家はインドにしかない。

今は持ち帰ったプラレールで遊び放題。
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総合的に、坊っちゃんはインドに戻ってきて嬉しそうだ。