世界遺産地ー武隆カルスト地貌
カルスト地形の宝庫といわれる武隆カルストは、長江の支流である烏江の下流に位置し、主に天坑三橋、地縫、芙蓉洞と呼ばれる3つのスポットが観光名所となっています。
武隆カルストには、豊かな原始森林があり、豹、レッサーパンダ、猿、猪などの貴重な野生動物が多く生息している地域で、保護動物を含むおよそ180種の動物が生息しており、2007年には、中国南方カルスト群の一つとして世界自然遺産に登録されました。
羊水峡に横たわる大自然が作り出した大傑作という意味をもつ天坑三橋は、天龍天坑と神鷹天坑の二つの天杭からなっており、山頂から地下280m深くまでくぼんだ壮大な奇観を見ることができるほか、岩山が橋を形成した世界最大規模の三橋の景観には圧倒されます。
地縫は、地下深くまで形成された狭い峡谷で、上層から峡谷の底までの落差は350mもあります。鍾乳石洞窟の芙蓉洞は、アメリカのマンモス・ケープ、フランスのラスコー洞窟と並んで、世界三大洞窟の一つといわれています。また、ここでは5億年前の白雲岩や30種類以上の沈殿物をもつことから、洞窟の科学博物館と呼ばれています。
人民大礼堂
1954年に北京の天壇をモデルに建築された人民大礼堂は、重慶を代表する建物の1つです。礼堂、南楼、北楼の3つの建物からなり、高さ65mの中央大礼堂は、5階建ての挑楼に囲まれた中欧折衷建築の美しいホールで、大型舞台があります。
大礼堂を挟むようにして、瑠璃瓦の二重屋根が特徴的な南楼と北楼が続きます。また人民大礼堂前には一際目を引く大門があり、さらにその先には緑豊かな芝生が広がる広大な人民広場があり、地元の人たちの憩いの広場となっています。
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