中国一の人口を誇る重慶は、中国西南地区最大の商工業都市です。その反面、長江を遊覧する三峡下りのツアーや世界遺産の大足石刻など、人気の観光スポットが多数あるのも重慶の魅力といえるでしょう。また、重慶といえば、火鍋の発祥地として有名です。火鍋以外にも、重慶小面や麻辣湯など辛いもの好きにはたまらない食べ物が盛沢山。もちろん、中国四川といえばパンダですよね。起伏の激しい土地が広がる大都市・重慶。中国の直轄市である重慶は、中国西南地区最大の商工業都市で、街の中心部は高層ビルが立ち並び、大都会ならではの美しい夜景が楽しめる観光スポットがたくさんあります。一方で、昔ながらの伝統家屋が軒を連ねる下町情緒溢れる街並も残っており、観光客にとって見どころ満載の都市です。
大足石刻
大足石刻は、649年に切り開かれてから19世紀まで、石刻の数が次々に増やされて、現在は5万体という壮大な数を誇る仏教石窟です。岩の壁面に細かく彫刻された大乗仏教の石仏は、28ヶ所に点在しており、その大部分が宝頂山、北山、南山、石篆山、石門山の5ヶ所に集まっています。
中でも保存状態が最も良いといわれているのが、密教の道場として作られた宝頂山にある石像です。大足地出身の僧侶である趙智鳳によって、73年の歳月をかけて作られました。宝頂山の目玉は、全長31mの釈迦涅槃像で、目の前にそびえ立つ巨大な石刻には圧倒されます。
宝頂山の石刻と並んで有名なのが、北山の石刻です。象に乗った普賢菩薩像や孔雀明王像、数珠手観音(媚態観音)は、芸術性の優れた石刻として高く評価されており、1999年にユネスコ文化遺産に登録されました。ぜひ、この荘厳な石刻群をぜひ間近で体感してくださいね!
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