世界にあふれる光の中で。
僕に掴める色だけをすくいとる。
実生活の中で、ある同じ人をたくさんの人が見る。
でも、きっとみんな違うように見えてると思うんだ。
自分では当たり前と思っている、その目の前の世界は、すでに自分だけのオリジナルなんだ。
だから、僕が見ている或る人の空気は、本来僕しか見えないはずなんだ。
その空気を写し撮ることが、僕にとっての撮影。
その空気を第三者と共有できるのが、僕にとっての写真。
写真を見ただけで、
「これ蛎崎さんの写真じゃないかな？」
って思われるようになれたら嬉しい。
それは、僕の見ている世界を感じてくれていて、
それを覚えてくれているということだから。
いま、僕はそう考えてます。
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