<主要な化学反応(無機化学)の分類(大学受験レベル)>
☆自発的に(自然に)進む反応
①酸化還元反応
反応式に単体が含まれていればほぼ酸化還元反応といえる。
(Cr,Mn,Sなど0以外の酸化数を複数とりうるような原子が含まれる場合単体が含まれていなくても酸化還元反応の場合がある)
例)H2O2+SO2→H2SO4(Sの酸化数がⅣからⅥに変化)
酸化還元反応以外、反応式中の原子の酸化数は不変である。
②酸塩基反応(酸性酸化物・塩基性酸化物の水との反応等含む)
中和反応(酸性の物質と塩基性の物質との反応)
HY+XOH→(H++Y-)+(X++OH-)→XY+H2O
[H+][OH-]=10-14であることからこれを超えると
H++OH-→H2Oの反応がおこる。
Na2Oは塩基性酸化物、SO2は酸性酸化物
(+H2Oをすると酸性か塩基性かがわかる)
CO2+Na2O→(2H++CO32-)+(2Na++2OH-)-2H2O
と考えて結局
CO2+Na2O→Na2CO3
③弱酸・弱塩基の遊離反応
弱酸の塩+強酸→強酸の塩+弱酸
FeS+H2SO4→FeSO4+H2S
弱塩基の塩+強塩基→強塩基の塩+弱塩基
2NH4Cl+Ca(OH)2→CaCl2+2NH3+2H2O
④沈殿物生成反応
AgNO3+NaCl→NaNO3+AgCl(白)↓
⑤錯イオン形成反応
Al,Zn,Fe,Cu,Agなど
Cu(OH)2+4NH3→[Cu(NH3)4]2++2OH-
⑥熱分解反応
加熱することで水や炭酸を放出する反応。
(加熱)Cu(OH)2→CuO+H2O
(加熱)CaCO3→CaO+CO2
⑦揮発性の酸遊離反応
塩酸や硝酸は揮発性。硫酸は沸点が高く不揮発性。
揮発性の酸の塩+不揮発性の酸→不揮発性の塩+揮発性の酸
NaCl+H2SO4→NaHSO4+HCl↑
☆人工的におこす反応等
工業的製法等・・・主要なものは知っておく必要がある。
多くの化学反応においては、反応が完全に右にまで進むとは限らない(平衡状態にとどまる)。