☆硫化水素水に二酸化硫黄を吹き込む
H2S+ SO2 →
★硫化水素水に二酸化硫黄を吹き込む
2H2S+SO2→3S+2H2O
H2SのSの酸化数は-2、SO2のSの酸化数は+4
H2SのSの酸化数は増える反応、SO2のSの酸化数は減る反応ではないかと考え、反応後生成物をS(硫黄)と推定します。それぞれについての半反応式は
H2S→S+2H++2e-・・・①
SO2+4H++4e-→S+2H2O…②
①×2+②より、H+、e-を消去して上記の反応式が得られます。
硫黄の単体は一般に黄色ですが、水溶液中ではコロイド状の粒子となり白濁します。
仮に酸塩基に関係する反応であると考えてみても
H2S→2H++S2
SO2+H2O→H2SO3→2H++SO32-
どちらも弱酸となり反応してみようがありません。そこで酸化還元反応を疑います。硫黄はいろいろな酸化数をとるため、硫黄を含む化合物は時に還元剤に、時に酸化剤になります。このためMn等と同様に試験にも出題されやすい元素です。慣れてくれば一目で酸化還元反応であると見当がつくようになるでしょう。