1年前、「体に良い水とは何か?」について徹底的に調べました。

 

前回までのブログで、日本の水が諸外国に比べて化学肥料などを起因とする「硝酸態窒素」に汚染されていることを知り、飲料水を見直すことを決心しました。


浄水器を通した水を飲料水として使用するのが一番安く済むため、市販の浄水器について調べたところ、浄水器の使用がペットボトルの名水より安全とはいいがたかったため、あえなく断念しました。

結局、ペットボトル入りの飲料水で自分の体に合った安全な水を探すことにしました。

ペットボトル入りの飲料水を探すにあたっては、NPO法人食品と暮らしの安全のホームページや、化学物質過敏症支援センターが発行している「安全な生活をするための食品・生活用品リスト 2009年度版」などを参考にしました。

安全な水を探す目安として以下4点の条件を設定し、いくつかの候補を挙げ、その中から自分の体に合うかどうかを調べることにしました。

 

① 硝酸態窒素が含まれていないこと(含まれていたとしても極めて少ないこと)
② 化学物質過敏症の人が飲用していること
③ 東北・関東地方の水ではないこと(放射性物質の問題を避けるため)
④ 値段が高過ぎないこと

レヨテストを使って自分で調べても良かったのですが、より正確な情報が欲しかったので、バイオレゾナンスでお世話になっているA歯科の院長に判定してもらうことにしました。
 
まず、化学物質過敏症支援センターが発行している「安全な生活をするための食品・生活用品リスト 2009年度版」に掲載されていた水の中で、その条件を全てクリアした水は、「財宝温泉」(鹿児島県垂水市)だけでした。

今まで2L×6本360円の水を買っていた私にとって、およそ5倍の値段の2L×6本1,790円の財宝温泉はかなり高額ですが、世の中には財宝温泉よりももっと高額な水がたくさんあることを知り、致し方なく許容範囲内としました。

残念ながら、化学物質過敏症の人が書いたブログなどを探してみても、財宝温泉以外で全ての条件をクリアした水は見つかりませんでした。

そのため、条件② 「化学物質過敏症の人が飲用していること」を外して引き続き候補を探すことにしました。
 

硝酸態窒素が含まれていない水の情報は、NPO法人食品と暮らしの安全の硝酸態窒素の水汚染に掲載されていた表を参考にしました。

 

 
 
(「大手以外の市販の水」の東北、関東以外で「硝酸態窒素不検出」のものには黄色のマーカーを引きました)
 
まず、「有名ブランド」からは、「不検出」のもので日本の水は存在せず、海外のヴィッテルとクリスタルガイザーの2つしかなかったため、お値段の安いクリスタルガイザー(アメリカカリフォルニア州シャスタ)を候補に入れました。
 
財宝温泉を除く「大手以外の市販の水」で条件をクリアしたものは、「体にうるおうアルカリ天然水」(島根県浜田市金城町下来原)のみでした。
 
この水を販売しているメーカーに問い合わせたところ、金城の華という商品と採水地が同じだということが分かりました。
 
名前が違うだけで、成分は全く同じだそうです。
 
セブンイレブンやイトーヨーカドーなどで販売されています。
 
金城の華は、「硝酸態窒素ゼロ」を売りにしているので、「体にうるおうアルカリ天然水」も期待できそうです。
 
他は、商品自体を見つけることができなかったり、値段が高過ぎたりしたので、候補に入れることはできませんでした。
 
NPO法人食品と暮らしの安全基金「食品と暮らしの安全」のホームページに記載されている情報が、2007年と10年以上前の情報なので、現在販売していない商品も結構あるようでした。
 
この表に記載されている商品以外で硝酸態窒素が含まれていない水はないものかとネットで検索してみたところ、数点見つかりましたが、やはりお値段が高かったため、断念しました。
 
それにしても、硝酸態窒素が含まれていない水ときたら、どうしてこうどれもこれもお高いのでしょう!
 
安全でおいしい水を安値で手に入れようという考えが、そもそも甘いのでしょうか?(泣)
 
結局、
 
 
の3つしか候補に挙げることができませんでした。
 
全ての条件をクリアした財宝温泉を第1候補、金城の華を第2候補とし、海外の水であるクリスタルガイザーは第3候補としました。
 
せっかくA歯科に判定してもらうので、近所のスーパーで売っている水や、我が家の水道水も判定してもらうことにしました。
 
最終的に、以下14種類の水を用意しました。
 
商品名 採水地 硝酸態窒素
財宝温泉 鹿児島県垂水市 0.1
からだにうるおうアルカリ天然水 島根県金城町 不検出
金城の華 島根県金城町 不検出
クリスタルガイザー アメリカカリフォルニア州シャスタ 不検出
温泉水99 鹿児島県垂水市 0.1未満
ボルヴィック フランス中部オーヴェルニュ地方 オーヴェルニュ火山自然公園 1.2
尾瀬のおいしい水 群馬県利根郡片品村 不明
郷の恵み天然水 岐阜県海津市南濃町 不明
磨かれて澄みきった日本の水(信州) 長野県安曇野市 不明
アルピナウォーター 長野県安曇野市大町市 0.1未満
近所のスーパー(タイヨー・ビッグハウス)の純水 千葉県 不明
家の浄水器(シーガルフォー・バスシャワーシステム)を通した水 千葉県 不明
家の浄水器(千趣会・ナチュリックのトリハロメタン高除去タイプ)を通した水 千葉県 不明
家の水道水 千葉県 不明

 

それぞれの水を選んだ理由は、以下の通りです。

 

温泉水99

NPO法人食品と暮らしの安全の硝酸態窒素の水汚染の「大手以外の市販の水」の表に「不検出」と書かれていましたが、財宝温泉と採水地が同じ「鹿児島県垂水市」で、財宝温泉に比べて値段が高いので除外するつもりでした。

 

ところが、たまたま近所のスーパーで売っていたので試しに購入してみました。

 

財宝温泉と両方適合した場合は、お値段の安い財宝温泉に決めるつもりです。


表をみると、鹿児島県垂水市が採水地の水は、4つの商品全てが「不検出」なので、垂水は綺麗な水が採れる場所なのかもしれませんね。

 

【 ボルヴィック 】

NPO法人食品と暮らしの安全の硝酸態窒素の水汚染の「有名ブランド」の表に「検出」と記載されていますが、以前A歯科が波動水の転写に使っていたため、調べてもらうことにしました。

 

硝酸態窒素は含まれているのかもしれませんが、A歯科が波動水の転写に使うぐらいなので、もしかしたら波動的にとても良い水なのかもしれません。

 

※ボルヴィックは、2020年12月末に販売終了しています。

 

尾瀬のおいしい水

近所のスーパーで2L×6本360円という超破格値で販売されているため、当時毎日飲用していました。

 

調べてもらって運良く自分の体に合っていたら、継続して飲用するつもりです。

 

郷の恵み天然水

近所のスーパーでたまたま大安売りしていたので、試しに買ってみました。

 

磨かれて澄みきった日本の水(信州)

天然水由来のミネラルはそのままに、活性炭フィルターとマイクロフィルターの2種類のフィルターを通して磨き上げた水ということで、人工的に磨き上げた水はどうなのか気になり、買ってみました。

 

採水地は信州安曇野と島根県浜田市の2箇所あるようです。

 

島根県浜田市は、硝酸態窒素ゼロを売りにしている金城の華と採水地が同じなので期待できそうでしたが、近所のスーパーには残念ながら信州のものしかありませんでした。

 

アルピナウォーター  】

お世話になっている整体院、「仙人堂」さんに置いてある水なので、どうなのか気になりました。

 

ウォーターサーバー専用の水ですが、試飲用のペットボトルの水が手に入ったので、調べてもらうことにしました。

 

アルピナウォーターは、前回のブログで書いた「逆浸透膜方式」(R.O.方式)を採用しているため、硝酸態窒素はほとんど含まれず、その代わりにミネラルも除去されているようです。

 

アルピナウォーターの販売店のホームページの成分分析表を確認したところ、硝酸態窒素は0.1未満と記載されていました。

 

【 近所のスーパーの純水 】

無料で汲んで持ち帰れる近所のスーパーの純水を、お米を炊く時など料理に使っていたので、調べてもらうことにしました。

 

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財宝温泉温泉水99のホームページのその時点での成分分析表の硝酸態窒素の値を改めて確認したところ、財宝温泉は0.1、温泉水99は0.1未満と記載されていました。

 

NPO法人食品と暮らしの安全基金「食品と暮らしの安全」のホームページに記載されている情報が、2007年と13年も前の情報なので、違っていて当然なのかもしれません。

 

いずれにしても、0.1だったら限りなくゼロに近いので、許容範囲内としました。

 

それにしても、硝酸態窒素を含まず、かつ、お手頃価格の水がこんなにも少ないとは。。。

 

日本のペットボトルの水の硝酸態窒素の含有率は高いのだという事実を改めて思い知らされました。

 

さて、次回はいよいよ分析結果について書きたいと思います。

 

自分の体に合う最高の水が、果たして見つかるのでしょうか?