茶花だより(5月)〜 ベランダの仲間たち | 【ブログ】裏千家 シュミネ茶道教室 || 大阪・心斎橋 || 西田宗佳

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大阪・心斎橋駅上がってスグの「シュミネ茶道教室」。
お稽古や教室の様子、茶の湯周りのことや、西田宗佳の歳時記・日常なども、生徒の皆さんに読んでもらえるよう徒然書いています。

皆さん、こんにちは! シュミネ茶道教室です。
日に日に初夏の日差しとなってきました。
この時期、ぐんぐん緑が息吹始め、毎朝ベランダの植木や苗の成長を観察するのが楽しみです。
 
今週のブログは「茶花だより」。
 
↓) 今週お稽古の床は、火曜日社中のTさんが、お家から「昼咲月見草」を持ってきてくださいました。
強いピンクで存在感があったので、軸は外して床は花だけに。
 
 
我が家のベランダ園芸ですが、昨年5月のデビューから1年が経ち、姿を消した苗もあれば、ニョキッと新芽を出して復活した苗もあり、新しい茶花の苗も買い足して、最近はせっせと庭いじりを楽しんでいます。
 
長年お茶をやっていても、この茶花だけはなかなか勉強せず、いつも自身の稽古でも先生方が用意してくださることに甘え、見てるだけに留まっていましたが、自分で教室をするようになって床の花を用意する必要に迫られ、花屋さんでは手に入らないことから、ようやく自分の手で育て始めることに。
やってみると、これまた丹精込めて育てた草花は健気で愛おしく、その中から皆さんに見てもらえるよう、床の花に入れる日を目指してせっせとお世話していると、自然と季節のサイクルを肌で感じることになり、花の名前や特性・由来を覚え、物言わぬ植物から教わることも多く、お茶会に行ってもこれまでとは違う気持ちで床の花(=ご亭主の心入れ)を拝見させていただくようになりました。
やはりお茶の勉強は、誰かに用意してもらうものでなく、自らの実践を通してしか実にならないことを改めて感じます。
来月6/15(土)には教室の行事として「茶花勉強会」も予定してますので、皆さんにはまず、花屋さんでは見かけない山野の草花に触れ合っていただいて、その「楚々とした」姿からお茶の美意識を学んでいただけると嬉しいです。
 
利休七則の一つ、 「花は野にあるように
花がどのように咲くのか、本来どこでいつどんな姿なのか、知らないと侘び茶の美意識に叶う花にはならないということが、よく分かり始めた今日この頃です。
 
 
さて、5月のベランダ園芸の様子。
↓) なかなか茶花の苗は近くで売ってないので、通販で買って送ってもらいます。
先日10種ほど届いたので、新たにプランターを増やしたりして植え付けました。
この内どれだけちゃんと花をつけてくれるのか分かりませんが、楽しみです。
 
 
 
↓) 昨年ホームセンターで買った「伊勢なでしこ」は今年も元気に花をつけてくれました。
来週辺り、摘み取ってお稽古に持って行こうかなと思ってます。
 
 
 
↓) 私の大先生のお庭から昨年分けていただいた「ホトトギス」。
お稽古の茶花に持って行きたいけど、切ったら無くなってしまうから、もうそれっきりになるのが怖くて摘み採れない…
 
 
 
↓) 今回新しく買ってみた苗の「枝付き桔梗」。
たくさん花を付けてるのですが、小さな苗で茎の高さがなく、もっと育つのか様子見。
茶花として花入に入れようと思ったら、ある程度長さ(高さ)が必要です。
 
 
 
↓) この春ホームセンターで買った、「紫蘭(シラン)」。
私ほんと花詳しくないので、初めて知ったお花です。やはり蘭(ラン)は気品漂うお姿。
園芸初心者でも育てやすい花のようなので、増えるまで摘み取らずに長い目で育ててみます。
 
 
〜(NHK出版「趣味の園芸」より解説文)〜
 
紫蘭」シラン
鉢植えでも庭植えでも楽しめる、丈夫で育てやすいランの入門品です。ランと聞くと栽培が面倒と思われがちですが、この花ほど多くの人に愛され親しまれているランはありません。関東地方以西の本州、四国、九州の里山の土手や崖に生えるといわれますが、古くから植栽植物として親しまれているため、こぼれダネで増えたものも多く、いまだに野生種か植栽かの区別がつかず正確な分布は不明瞭です。
春になると、地下に連ねた扁平な地下球(偽球茎)からササのような葉茎を伸ばし、先端に赤紫色の華麗な花を咲かせます。晩秋には葉を落とし休眠します。結実するとタネを飛ばし、気づかぬうちに庭のあちらこちらから小苗が発芽していることがよくあります。
 
 
↓) 「花筏(ハナイカダ)
葉の上に直でポツッと乗ってるのが花の蕾。もうすぐ咲きそうなので、咲いたらどんな感じかまた写真上げますね。
 
 
〜(ネットからの解説抜粋)〜
 
花筏」ハナイカダ
オスとメスの株に分かれた、雌雄異株(しゆう・いしゅ)の落葉性低木です。

一見、葉の上に花が乗っているようですが、実際は主脈と花の軸が癒着した結果そのように見えます。花色は淡い緑色で、5mmほどの地味な小ささですが、咲く位置がおもしろく比較的目立ちます。花が葉を筏(いかだ)に見立てて乗っているような姿から、ハナイカダ(花筏)の名前があります。

雌(メス)株は、花の後に黒い果実をつけます。暗闇の中でも目立ち、森の生き物たちが好んで食べるようです。

 
 
↓) 「朝倉 山椒
近づくと、山椒のいい香りがします。今、山椒の実が収穫期でスーパーでも出回っているのに、うちの山椒は全然実を付けてません。どうゆうことでしょ?
 
 
 
↓) 昨年のこぼれた「朝顔」の種から、ニョキッと芽が伸び始めました。夏に向かってぐんぐんお空に伸びてくれると思います。
 
 
 
↓) ベランダの管理人「ポン太」ですが、周りの緑が勢いづいて、文字通り"草葉の陰"に隠れております。
 
 
もっともっと茶花を増やしていきたいけど、狭いベランダで果たしてどこまで出来ることやら。来週にはまた新たに苗が13個ほど届く予定で、工夫が必要です。
 
 
 
↓) 我が家の愛猫、ブリ。
草花が風に揺れて動くのを、眺めるのが好きみたいです。
 
 
↓) 遊んでる途中でも、力尽きて寝たりします(笑) おーい!
 
 
 
*=== < おまけ > ===*
 
いつも自分の稽古は、火曜日に長堀橋のお寺に通ってます。
大先生が毎週ここまで出稽古に来てくださってます。
 
 
↓) 安定のお出迎え犬、「ゴンちゃん」。
特技は遠吠えとベロベロ攻撃です。
 
 
↓) 稽古場の窓の外には、よく野良猫たちも遊びに来ます。
 

 
 
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(裏千家: 西田 宗佳)

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