トヨタ式「スピード問題解決」 (PHPビジネス新書 63)/若松 義人 | 今考えていることをまとめたり表現する

トヨタ式「スピード問題解決」 (PHPビジネス新書 63)/若松 義人

若松 義人さんのトヨタ式「スピード問題解決」を読みました。


巷には「トヨタの○○」「トヨタ○○」見たいな本が溢れているが、
そういう類のものを始めて読みました。


もともとはすごく興味があった。

というのも、トヨタって世界一のメーカーの一つ。
どうやったら日本発の企業が世界で一番になれるのか、どうやってなったのかを知りたかった。


内容ですが、タイトルの通り、トヨタの問題解決とは何かということです。
しかもスピードとあるとおり、トヨタのそれは早い。


「はやい」は「速い」じゃなくて「早い」。
問題が起こってから、一瞬で解決するのではなく、問題が起こる前に、解決する。
そのためには、問題を起こす。


なんか頭がこんがらがってしまいそうですが、
わざと問題を起こす。問題が見えやすいようにする。


具体的には、工場のラインから余裕(トヨタではムダと呼ぶ)をなくし、ギリギリの状態にする。
すると当然、ラインは止まりやすくなり、結果止まる。
そのときに、なぜラインが止まったのか、奥深くにある原因を追究し、そこを徹底的に改善する。


通常の問題解決はここで終わるが、ここで終わるなら世界は遠い。
その後に、成果の確認、横展開が待っている。



この本で一番印象深いのは、今書いた、問題を起こして解決するということ。
むしろ問題がないということが問題であるということ。


工場のラインの話が多く、僕の知識だとイメージしきれない部分もあるが、
その中にある内容の汎用性がすごい。

サービス業の生産性向上にも、たくさんのヒントをくれた。


以下メモです。

・ラインが止まらないことはマズいこと
・痛みを与え、問題点を顕在化する
・将来の可視化が問題解決を促す


・真因は執念で見つける
・「なぜ」が気づく力を育てる
・指示通りはダメ


・一つの目的に対して手段はたくさんある、それらを試す
・きびしい制約が知恵を絞り出す
・成功するまでやめないから失敗しない
・作業からは「考える」、「判断する」、「気をつける」をなくす


・現場の不満を聞き捨てない
・標準作業の書き換えを繰り返す
・改善をすると次の改善の目が出てくる


・優れた人の知識より集合知がブレイクスルーを生む
・成果をみんなで味わう
・仕事に行くのではなく、知恵を出しに行く


問題解決のフロー:
「問題点の発見」
→「現状把握、分析」
→「真因の究明」
→「たくさんの新たな着想を得る」
→「具体的な対策案の作成」
→「対策案の実施」
→「実施後の確認」
(→「標準化」)
→「成果を分かち合う」


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