タイトル見て想像していたのと違った作品を2連続観ました。
録画の ハードディスクがいっぱいだし、
あまりダビングも増やしたくない。
一度観ればじゅうぶん、ダビングする必要なし、
と思われる作品をチョイスしたわけですよ。
それが意外にも良かった、という2作品。
まずは東映の
「ポルノの女王 にっぽんSEX旅行」
これ、タイトルと全く違うではないか。
爆弾作りオタクの冴えないダメ男、荒木一郎。
中島貞夫監督が「現代やくざ 血桜三兄弟」のモグラを登場させたくてのこのキャラクター。
間違いで車に乗ってきたスウェーデン女性をこれ幸いと連れて帰り、
そのまま自宅で監禁。
映画でよくある監禁が元で愛情を抱いてしまうという話。
お互いに言葉が通じない設定と荒木一郎のキャラクターが
よく活かされている。
切なさもあり、この営業タイトルとは全く違う面白い作品だった。
といってもクリスチナ・リンドバーグ出演でこのタイトルですから
R指定的なシーンはあるのだけどね。
お互い通じていない言葉でも観る側としては
グっとくる言葉もあったりして良かったなぁ。
しかし、映画では時代的なこともあるのだろうけど
スウェーデンはフリーセックスとしか見れない男どもばかり。
嫌だね~。
次は
「人妻集団暴行致死事件」
もうあまり日活ロマンポルノは観たくないと思ったばかりなのに
この作品(笑)
東映チャンネルで放映していたので見たわけよ。(いいわけ)
これはまさにタイトル通りの話ではあるけど
これ、あまり日活ロマンポルノって雰囲気な話じゃなく、
想像してたものとは違った。
ちょっと衝撃作なのよ。素晴らしいよ。
女のことばかり考えてる地元のワル仲間3人。
最初からこいつらが胸クソ悪いんだな、これが。
で、このうちのリーダー格がなんか知ってる顔だと思ったら
なんと古尾谷雅人。
そしてそこに見かけは強面だが人の良い、いや、良すぎる室田日出夫。
その妻、黒沢のりこが現れた瞬間、イヤな予感でいっぱいである。
あ、これがその「人妻」なのかと。
途中、まるで青春映画ぽい展開からの「事件」。
しかし、その事件そのものより
室田日出夫と黒沢のりこの夫婦愛。
とりわけ、室田さんの妻を思う心と
わかってやれなかった無念さの描写が秀逸!
もう涙ものですよ。
涙腺固いわたしでも少し目がうるんだ。
観ている側も黒沢さんの言葉や表情の伏線が後でわかって
切なさが増してくる。
それに比べ、若者たちの甘さと刑の甘さは腹が立って仕方ない。
ラストシーンはこれでいいのか、という不条理さでいっぱいになる。
これが日活ポルノってことと
敬遠してしまうようなタイトルであるのが勿体ない。
タイトル通りなんだけど、せめて「人妻」が入らなければ
ずいぶん印象違うよね。
2作品とも、ポルノとかそういうのでなく、観てみたかった作品。


