ボッカチオ’70 「仕事中」 | しあたー☆時間の旅

しあたー☆時間の旅

映画や好きなバンドの話&わんこの話!

イタリア文学者ジョバンニ・ボッカチオ(1313~1375)の著書「デカメロン」。

もし彼が今の時代に生きていたなら「デカメロン」に加えるであろう風流話を作ろう。

そんな趣旨のもとに4人の監督がそれぞれ物語を作ったオムニバス映画。

 

キネノート作品情報

 

第一話「レンツォとルチアーナ」

 マリオ・モニチェッリ監督 

若い夫婦が将来のためにと試行錯誤する日常。

 

第2話「アントニオ博士の誘惑」

 フェデリコ・フェリーニ監督

禁欲主義者の男が巨大美女の虜になるまで。

 

第3話「「仕事中」

 ルキノ・ヴィスコンティ監督

ミラノの伯爵とその夫人。

 

第4話「くじ引き」

 ヴィットリオ・デ・シーカ監督

秘密のくじ引きの景品は肉感美女!

 

第2話は奇想天外で面白く、

第4話のソフィア・ローレンも華々しかったが

わたしは第3話が良かったー!

 

資産家の娘である夫人(ロミ―・シュナイダ―)の父親のお金で生活している伯爵(トーマス・ミリアン)。

その伯爵の浮気報道が新聞記事となる・・・。

 

ヴィスコンティらしく豪華な家具や調度品。

ロミ―・シュナイダ―のシャネルスーツの着こなしが素敵。

だらっと寝転がってもサマになってる!

帽子で髪がくしゃくしゃになっても

無造作に髪を乱しても、

メークする姿もなんだか品があるのだ。

そしてなによりロミ―の演技が素晴らしい。

夫が結婚したのは自分じゃなくて父親だ!

父親だって伯爵の肩書目当てに嫁がせたんだ!

じゃぁ、一体わたしはなに?

なんの仕事をするの?

てな怒り、可笑しさ、悲しさ、滑稽さを

ロミ―の独り舞台のように表情いっぱいで演じてる。

こんな頃から演技派だったのだなぁ、と改めて思う。

話はコメディなんだろうけど

やっぱヴィスコンティなので重厚でまるで悲劇。

だから笑えはしない。

でもその重厚さとロミ―で満足、満足。

 

 

にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へ
にほんブログ村