『ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?
—国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ』展
◆会場:国立西洋美術館(上野)
◆料金:¥2,000
◆音声ガイド:なし
◆所要時間:
・企画展:9:50-12:20(約150分)
・常設展:13:15-15:00(約105分)
*常設展示内企画
『ゴヤ《戦争の惨禍》全場面』展示を含む
《メモ》
◆企画展
・事前予約不要
(直接会場で当日券の購入可能)
・一部作品を除き撮影可能
・宇佐美なつ嬢が制作に携わった作品(遠藤麻衣『オメガとアルファのリチュアル-国立西洋美術館ver.』)は約16.5分の映像作品
◆常設展
・この日は常設展無料公開
→いつもより混雑していた印象
《雑感》
◆“西美初の現代美術展”ということで、時間にゆとり(常設展込みで2〜2.5時間くらいを想定)を持って来館したつもりでした。しかし、企画展のみで2.5時間は想定外でした。原因は①純粋に作品数が多かったこと、②テキストベースの作品が意外と多かったためと推察します。テキストをじっくり読むともっと時間がかかると思いますので、時間にゆとりをもって来館することをオススメします。
◆宇佐美なつ嬢が制作に携わった作品は、ヌード表現を含むためゾーニングされた空間での展示でした。なつ嬢は作家さんと共にほぼ作品の全体を通して出演してますので、”なっちゃん推し“の方は、普段現代アートに興味がなくても一見の価値有りと思いますよ。
作品はムンクの版画集『アルファとオメガ』にインスパイアされたものだそうです。場内にも展示されてはいるのですが、点数も多い(19点)ので、全ての作品(&解説)を観てから映像を理解しようとすると、かなりの時間を要します。事前に『アルファとオメガ』のストーリーを押さえて行くと良いと思われます。