【セキ美術館】
◆所在地:松山市道後喜多町4-42
◆入館料:700円(一般)
◆所要時間:14:05-15:10
(資料動画約23分を含む)
◆道後のアーケード街を歩いていると偶然「セキ美術館はコチラ」という看板を見かけました。美術館があるとは思わなかったので、温泉巡りと食べ歩き(笑)の合間に立ち寄ってみました。
◆ロダン作品が美術館の“押し”のようですが、収蔵品の中心は明治以降の洋画(藤田嗣治、藤島武二、梅原龍三郎など)・日本画(横山大観、上村松園、加山又造など)でした。決して大きな美術館ではありませんでしたが、良質な作品が多く、見応えがありました。個人的には小磯良平の「少女」が気に入りました(当美術館の一番人気だそうです)。
◆そんな中で一番印象に残ったのは、エントランスを兼ねた1階展示室にあった1890年製のディスクオルゴール でした(リンク先の写真がよく似ています)。ディスク径が62.5cmもある大型のオルゴールで、受付の人に申し出ると鳴らしてくれます。
“オルゴール”ということで繊細な音を想像していたのですが、実際には多層的で重厚な音が館内に響き渡り、驚きとともに感動しました(帰り際にもう一度演奏してもらいました)。アンティークとしての魅力に加えてメカニカルな魅力、音響的な魅力もあり、必見(必聴)です。
※現地で偶然出会った美術館でしたが、非常に魅力的な美術館でした。道後にお寄りの際は是非訪問される事をお勧めします。