【速報】魅了されたステージ② ~MIKA 嬢~ | あるけみすとのつぶやき

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 10月26日(土)27日(日)の観劇上京で心奪われたステージの二つ目は、27日の川崎で拝見したMIKA嬢の二演目め(ポラコメによると演目名『church』とのこと)です。
※なお、以下の記述はオイラの勝手な「妄想」であり、演者の意図したところと同じとは限りません<(_ _)>。

 1曲目は、紫色のベルラインロングドレスに白百合の髪飾り、両手にも白百合&ツタのブーケ(?)を手に、舞踏会のダンスのような優雅なステップを披露して一旦袖へ。
 圧巻は2曲目。白無地の長袖Aラインロングドレスで登場。このドレス、レースや模様の一切ないシンプルなもの。しかしシルクのような光沢と”純白”と表現できる抜けるような白色が印象的。その清楚なドレス姿で、激しくも大きくゆったりとしたダンスを魅せる。誤解を恐れずに言うなら、スキルを魅せるための全力ダンスではなく、表現するために必要なもののみを魅せているように感じた(しかし、スキルの裏付けがあるからしっかりと心に響くのだろう)。
 続いて、座位で深緑のヴェール(縁に植物のツタ)を被って中でドレスを脱ぎ、白コルセット&チョーカーのみの姿になってヴェールごと盆入り。ヴェールの中でダンスを披露。ヴェールから出てステージへ向かって閉幕。
 幕が開くと、白フープの上に腰掛けてMIKAさん登場。空から舞い降りるようにゆったりと降りるとフープ下に置かれた白百合の花(模造だが、なぜか百合の香りがした)を手に盆入り。優雅な手の動きのベッドから、一度だけ大きく美しい「三点支持」を披露してフープへ。フープに昇ると回転しながら『吊り』を魅せる。このフープも(アクロバティックなテクニックを披露するためでなく)宗教的な(?)音楽と相まって「吊られた姿を魅せる」ことに意味があるように感じた(その手段としてのフープと理解)。ラスト、フープから降りるとステージ上に静かにうつ伏せに伏せてフィニッシュ。

 うーーん、文章にすると感じたことの1/100も表現出来てないですね。とにかく今回の演目は、理性で「すごいなぁ」と感心するというよりも、感情にビンビン働きかけてきました(引退がらみのセンチメンタリズムでなく、純粋に演目を見て感動で目頭が熱くなったのは久しぶりです)。本人は「新しい挑戦で、まだ今一つ手ごたえがない」ようなことを言っていましたが、明らかに新たなフェーズに入った作品だと思いました。必見です。