風邪を引いたのか妙に気分が悪くソファに横になっていた晩のこと。

 

静かかに休みたいのに5歳児の息子は容赦がない。

 

家の中でもあちこち急がしそうなノイズの数々。

タッタッタッ。。。。(走る音)

ガサガサがさ。。。。(おもちゃばこをかき回す音)

 

「ママ~、見て~」とかけよってきて、私の頭付近で何やらがさごそ音を立てている

 

“うー、うざい~~。やめてくれ~”

 

「ママさ、今病気だからねんねしてるの。静かにしてくれないかなぁ。」

と、しぶしぶ目を開けた。

 

私の頭のところには、息子が持つおもちゃの魔法の杖。

 

「ママ、早く元気になぁれ~。とんとん」

 

と、おまじないを唱えていた。

 

“うざい”なんて思ったママを許して~。

 

「ありがとう。なんだか魔法が利いてきた気がするなぁ。ベッドで一緒に本を読もう。」

 

息子の存在自体が何よりの薬です。

ママ、頑張る!