男の子はずっとママが好き、とは聞いたけれど

こんな私のことをこんなに愛してくれるとは…。

ときどき、なんだか申し訳ないような気持ちにすらなる。

仕事をしているから、いつも一緒にいられないだけでなく、帰宅してからもあれこれ家事に追われて。

寝かし付けを夫にお願いしていたら、台所で後片付けをしている私のところに息子がやってきて

「ママ、ちょっとでもいいから一緒にねんね」と。

それはギャン泣きでなく、ふざけた調子でもなく

やけに真剣でちょっと寂しそうで、でも眠そうな可愛い息子。

あぁ、なんて愛しいのだろう。

洗い物で手が汚れていてもすぐに息子を抱きしめてあげればよかった。

明日の晩はパパに家事全部任せて息子とイチャつこうと心に決めた。