こんにちは
上野博です
今日の教室ではローマで撮られてきた
1枚の写真をコピーして全員同じ題材で
描いてみました。
制作過程を拝見して、人によって描き方
は違うのですが共通して思ったことは
明暗(トーン)の構成の曖昧さです。
以前のブログで即興演奏の楽譜はトーナル
スケッチだと書きました。
物の形でなく6段階のトーンの形と構成が
重要だということです。
次にトーンの中で色に変換してフアースト
ウオッシュを完成させ、さらに細部を
最小必要限の手数で描くことです。
このトーンは塗った時には適正だと思っても
乾くと薄くなってしまうので、その感触を
掴むのに経験がいるのですね。
レッスンの一つに白黒6段階の紙を切り
貼りしてトーナルスケッチをするという
のが有りますが、正にその感覚で対象を
把握してドラマを演出構成するのです
筆でしかも色に変換してフアースト
ウオッシュが置ければ最高ですね。
6段階を切り貼りで確認構成
実際の光景を筆でトーナルスケッチ
ロンドンで写した写真からです
サンプル例を掲載しておきますご参考に。
実際のベニスの光景撮影
トーナルスケッチの代わりに説明用に、パソコンで6段階に転換して見ました。実際はサムネイルトーナルスケッチを鉛筆で(私は10B)やって見るか、頭でイメージしていきなり色を置いていきます。
トーナルスケッチからカラーに変換 各トーン毎の色面を面白いマチエールに塗る。(画面をタップして拡大して見てみてください。)
この工程を現場で素早く描きます。
今日もご覧いただき
有り難うございました
自己紹介 / 水彩画教室 / 教室の皆様の声 / お問い合わせ / 水彩画作品一覧
水彩画は
趣味として生きがいとして最高ですね!
私の体験談が
皆さんのお役に立てれば嬉しいです。
チェルシーアートアカデミー
上野 博
自己紹介 /水彩画教室 /教室の皆様の声と作品 /お問い合わせ /水彩画作品一覧
http://test-aflat.com/buttonmaker/images-