こんにちは
上野 博です
水彩画で50号を超えるような大作を描く意味あるの?
と疑問を持つ方がいらっしゃいます。
水彩画は紙に顔料を水に溶けるアラビアゴムで固定します。
油彩画の様な堅牢な画法でなく、しかも重ね塗りや削りなど描き直しが難しい画法です。
イギリスのロイアルアカデミーでも“真摯に絵を追求する画学生にとって相応しくない画法”とされ、展示会から外されてしまった経緯もありました。日本の美術大学でも水彩画の専攻はいまだに存在しないと思います。(中国には確か2校ありました)
短時間でのスケッチ 手数を省き、勢いを持って描く、臨場感ある活き活きした表現も魅力ですが、大作になるとスケッチの拡大では鑑賞に耐えられません。
大作にはしっかりとした計画性が必要になります。
構想を練って部分的に何枚も習作を描いてみたり、小さなサイズにして描いたり、
大きなサイズの絵には、じっくり時間をかけて描き込まなくてはなりません。
俳句や短歌と、長編小説との違いのように、
ジャンルが違い大作だから分かってくる絵の面白さがあります。
まずは一度チャレンジしてみませんか?
バリ島の衣装を着て 50F
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上野 博
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