久しぶりに連休が取れたので、小学校時代に毎年訪れていた千葉県の館山へ旅行に行った。


館山にはおばあちゃんの家があり、毎年夏休みに入ると1週間近く滞在していた。

いとこたちも集まり、毎日海で遊びまくっていた。

当時は海女さんだったおばあちゃんが健在でサザエ、アワビ、伊勢海老などが大量に食卓に並んだ。僕が好きだったのは雲丹とアワビをぶっかけたご飯とアワビの天ぷら。

すごく美味しかった。当たり前に食べていた過去の自分が羨ましい。



今回の旅行は自分と兄に子供が産まれた後、初めて両親含めた家族ぐるみでの旅行となった。




朝6時に出発。

まず最初に訪れたのは、なかぱんこと『中村屋』。大正8年から続く老舗のパン屋さんで館山に来ると必ずと言っていいほど食べていた。

現在でも休みの日などは午前中で売れ切れてしまうほど超人気なのだとか。

実際9時に到着したのだが、かなりの人で賑わっておりその人気ぶりを肌で感じることができた。


ピーナッツバターが塗られたパンが人気だが、僕は昔よく食べていたチョココロネをチョイス。

柔らかいパンに甘〜いチョコの味が懐かしく、子供達も気に入ってくれたようだ。





次は海遊びだ。

僕は海遊びというと波が打ち寄せる砂浜ではなく、写真のようなゴツゴツとした岩があるところで遊ぶのが好きだ。

蟹やウミウシなど普段見られない海の生き物を見ることができるし、なんと言っても岩からジャンプして遊ぶのが海の醍醐味だと思っている。


今回も4メートルくらいの高さからジャンプして遊んだのだが、7歳の長男と5歳の次男もビビりながらも楽しんでいた。

大人でも高いと感じるにも関わらず、最後の方は楽しんで飛んでいた息子たちの度胸を確認することができて嬉しかった。



次に向かったのは千倉にある道の駅『潮風王国』だ。

海の幸たっぷりの食事処から鯨の燻製などのお土産品が豊富に取り揃えてある。

今回は海遊びの疲れを癒すために桃のアイスクリームを食べながらの小休憩。さっぱりとした味わいで美味しかった。

子供が遊べるスペースもあり、休憩にはもってこいの場所だ。

長旅で疲れた際は房総の海を見ながらゆっくりできるのでオススメだ。



最後は今回宿泊する『南海荘』。

野島埼灯台の目の前にあり、客室から海を一望できる景観が最高だ。


晩御飯はバイキングだったが、浜焼きも食べ放題だ。サザエや蛤、海老などがあり自分のペースで焼きながらビールを飲む。最高の瞬間だった。


食後には家族で灯台の周りを散歩。

都会では見れない大量の星空、打ち寄せる波の音、海の匂い、灯台の灯り、都会では味わえない五感を味わう散歩になった。



久しぶりに館山を訪れたことで、少年時代の思い出が甦った。

その少年時代の思い出を子供達と共有できたのも嬉しかったし、将来館山に移住したいという想いが生まれた。


そして、館山ではみんな終始笑顔が絶えなかったことが何よりも嬉しかった。