アメリカを代表するブランド『Dickies』といえば十中八九874が思い浮かぶのではないだろうか。
ブランドの垣根を越え、名作と謳われている代表作だ。
素材感はワークパンツなのでガシッとした武骨な肉厚感がとてもいい。しかし、シルエットが私好みではなくいつからか疎遠になってしまった。
それから時は経ち2022年12月。
とうとう見つけたのだ、私が求めていたDickiesを。
素材感はそのままにアップデートされたシルエットが私の心を掴んだのだ。
今や私の相棒的存在の『Dickies ツータックパンツ RELAXED FIT』を紹介したい。
私の好きなディテール
タック
タックとは前側にある生地を畳んで生まれたヒダのことで、立体的なシルエットを表現したり、ゆとりを作り動きやすくするという狙いがある。
紹介しているパンツはツータックなので左右合わせて4つ付いている。ということは、太もも周りにかなりのゆとりが生まれる。
素材との相性は抜群で、武骨な印象を残しつつ窮屈感を全く感じさせないパンツになったのだ。
タックのあるデザインはクラシックなイメージが強いが、ワイドシルエットが流行る現在では使いやすいデザインの印象に変わっている。
テーパード
テーパードとはゆったりとした腰まわりから裾にかけて細くなるデザインのこと。足元に向けて細くなることでスッキリとした印象を与えてくれる。
このパンツはかなり足元に向けて絞っており、
わたり:約35センチ、裾:約20センチとその差15センチ。(30インチの場合)
ストレートのパンツと同等の裾幅となっており、スニーカーをしっかり見せることが可能だし、野暮ったい印象が無くなるのだ。
上記のディテールは単体で見たらどこにでもあるデザインだ。この2つのコントラストが私の心を打ち、ワイドシルエットが苦手だった私に一縷の望みを与えてくれたのだ。
普段細身のパンツを履いている方だとワイドシルエットのストレートに違和感を感じるのではないだろうか。私もその1人だった。
スニーカーとパンツの裾とのバランスがどうにも気持ち悪い。しかし、Dickies ツータックパンツ RELAXED FITは足元がスッキリしておりワイドパンツに挑戦しやすいオススメのアイテムだ。