ちぇるしいです


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横山秀夫さんの作品に初めて出会ったのは

TBS系の月曜21時からの2時間サスペンス枠の

「陰の季節」というドラマでした





陰の季節



主役は上川隆也

周囲に一目を置かれる一般警察官の人事責任者

警務課調査官「二渡真治」を好演していました

(上司が高田純次!)




このドラマがとてもおもしろく

原作に興味を持ち、文庫本を購入しました

「陰の季節」は表題作を含む短編集なのですが

いずれの作品も読みやすく

簡潔にまとまった秀作短編揃いでした




ここから

「第三の時効」「看守眼」「臨場」など

当時出版されていた横山秀夫作品を読み漁りました







コーヒーコーヒーコーヒー




横山秀夫作品は前記の「陰の季節」以外にも

多数ドラマ、映画化されています

「半落ち」「クライマーズハイ」などが有名ですが

私はTBSのドラマ版が一番好きです




中でも

短編集「第三の時効」のドラマ化である

「F県警強行班シリーズ」が素晴らしい

(山梨県警シリーズと表記されている時もあります)





第一作目は「沈黙のアリバイ」

主演が渡辺謙、犯人が北村一輝と豪華キャストです

渡辺謙は今作以降は出演しませんが

上司役の橋爪功、寺田農はレギュラー化しました




このドラマで初めて北村一輝を認識しましたが

マジで外国人の方だと思ってました

本当にクソ憎たらしい犯人役でした








二作目が「第三の時効」

あーこれが一番好きかもしれません

一応緒方直人主演ではありますが

その上司である公安出身の冷酷無比な班長を演じた

段田安則が全てをかっさらいます




なんという適役なのでしょう!

2時間ドラマとはいえ

段田安則は主役を張るタイプの

俳優さんではないと思いますが

冷酷無比にとことん犯人を追いつめる

しかし重い過去を背負った「楠見」役に見事にハマっています




この後

密室の抜け穴→ペルソナの微笑み→囚人のジレンマと

続きシリーズ最終作が





「モノクロームの反転」



写真を見ていだだければわかると思いますが

段田安則、橋爪功、寺田農以外にも

伊武雅刀、深見三章、石橋凌などおじさん俳優がめじろ押し

女性レギュラーがいない硬派な雰囲気なのです

おちゃらけたシーンも一切ありません




この回の主演は段田安則

反目し合う三班の班長を伊武雅刀が演じてます

段田さんも相変わらず良いのですが

脳梗塞の後遺症を抱えながら楠見に対抗心を燃やす

「村瀬」伊武雅刀の熱演が光ります




後遺症の発作を部下に隠し

額に脂汗を浮かべて洗面所で薬を飲む姿には

2時間ドラマにはもったいないくらいの

鬼気迫る迫力がありました




この「モノクロームの反転」でシリーズは終了

(原作を使い果たした)

以降はは他の短編集の作品を使った単発ドラマで

「横山秀夫シリーズ」として続きましたが

やはりこの「F県警強行班シリーズ」が一番おもしろい




近年

テレビ東京が横山秀夫作品をドラマ化していますが

私は断然TBS版の方が出来が良いと思っています

好みの問題でしょうけどね




不定期にポツポツと再放送されているので

録画コンプリートを目指して

今後もチェックしていきたいと考えています






本日も最後までお読みいただき

ありがとうございます羊








「陰の季節」



信念を持ち常に冷静に行動するキレ者の二渡警視に

生真面目そうな上川隆也がハマっていました

この人は本当に硬派な警察物が似合います

(横山作品ではないですがマークスの山も良かった)




テレ東版の二渡警視は仲村トオル

うーん、悪くはないけど何かが違うんだよねー