ちぇるしいですコップ


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このブログは
私のひとり行動のアレコレを綴っております

よろしかったらお付き合いくださいませ






前々回の記事で






最近の不調の原因が

「脳疲労」の疑いであることがわかりました

スマホを見る時間を減らすにはどうすべきか?

夜寝る前のスマホは格別ですからね〜照れ




「本」を読めば良いのではないか?

ブルーライトがない分マシなはず、そう思い

ブックオフへ行ってきましたランニング




とりあえず安価な文庫本でも…

ただ読書習慣から離れて久しいので

イマイチ何を読めば良いのかわかりません

おまけに文庫本の文字の小さく薄いこと!




私もかつては

風呂に入ってる時にシャンプーのボトルの裏側まで

読むくらいの「活字中毒」だったんですがね…もやもや




はぁー、老眼にゃ無理無理おいでとあきらめて

マンガ文庫のコーナーへ向かいました

近年電子化の影響かマンガ文庫自体が減っています

大きな本屋さんでもあまり置いていません

程よい大きさ分厚さのマンガ文庫が好きなのに




ブックオフとて例外ではありません

膨大なマンガコーナーの中で文庫はわずかなスペース

掘り出し物はないか…と物色していたところ

見つけましたーー!




わたなべまさこ   聖ロザリンド



これ読みたくてずっと探していたんですよー

しかも美品で¥110です

ネットの中古でも¥1000くらいするのに

こういう「出逢い」があるから

たまのブックオフ詣でがやめられませんね、うふふ




「聖ロザリンド」は1973年の作品

私がマンガに熱中した頃には既に古典の作品でした

当時はわたなべまさこの絵が苦手だったし

海外舞台のホラーってだけで敬遠してました




時を経て現代でもその怖さが語り継がれ

電子の試し読みで見て以来紙媒体を探していたんです





8歳の天使のように麗しき美少女が

己の欲望と歪んだ善意のために

残虐な○人を繰り返す…






文庫本1冊で20人近くの犠牲者が出ますからね…

しかもいずれもかなりのグロな描写です

そうグロでホラーなんですが

物語としてむちゃくちゃ面白かったです

やっぱり昔の少女マンガって「読ませる」わぁ




以前書いた大林宣彦監督の「可愛い悪魔」同様に

映画「悪い種子」にインスパイアされた作品だと

思いますが

いにしえの少女マンガの美的センスも加味されて

「聖ロザリンド」の方が

味わい深いホラーになっていると私は思いました







バレエバレエバレエ




昔の少女マンガの怖いお話って

どうしてあんなにおもしろかったのだろう…

どこか「美しい」部分を残しているからだと思います




楳図かずお「洗礼」にしても

あしべゆうほ「悪魔の花嫁」にしても

グロい部分と耽美な味わいが同居していました

和田慎二作品も

少女が悲惨な最期を遂げる場面が多かったものの

ストーリー力でぐいぐい惹きつけられました





グロもホラーもバッドエンドも苦手なんですが

少女マンガのホラーはとても魅惑的でおもしろい

そうそう「なかよし」のホラーの女王

高階良子の作品も読み返したいですねー



「地獄でメスがひかる」「血まみれ観音」「赤い沼」

「ドクターGの島」…タイトルも秀逸です




私は

ホラー作品を自分の手元に置くのがイヤで

購入することは少なかったのですが

貸してくれる友人がいましたし

毎月のように雑誌にも掲載されていたので

何不自由なく読みあさることが出来ました




ああ、あの頃に帰りたい…

浴びるように自由に少女マンガを読めた時代へ

風が冷たくなってくる季節になると

こたつでマンガを読んだあの頃が懐かしくなります




本日も最後までお読みいただき

ありがとうございます羊




▶︎   少女マンガ 関連記事










★ せむしの醜女、天才医師、人体移植…当時は

 怖すぎて読めませんでした…




★ 入手困難とされる名作「朱雀の紋章」が収録されて

 います




★ 書き下ろしの「聖ロザリンド」が掲載されている

 ようです、見たい〜