尼崎の藤波組では二代目の急死により霊代の加奈江が事実上の統率をしていた。加奈江には妹の頼子と、雅美、直也という二人の子供がいた。頼子の夫は現在拘留中の若頭・松岡、雅美の夫・宗田は本部長、そして直也は最近組を興し藤竜会の会長になっていた。松岡が出所となり、加奈江は三代目に松岡を立て、二代目霊代からひこうとしていたが、その矢先に松岡は射殺されてしまう。それによって藤波組は大きく揺れ動く。
今回の志麻姐さんは極道の妻であり
極道の母でもあります
志麻姐さんを悩ます不肖の息子役が
高嶋政宏
これがなかなかいいんですよね〜
粗野で単細胞、血気盛んな若極道ながらも
どこか甘くかわいらしい生粋のボンボン
むっちゃハマってましたわ
失礼ながら高嶋兄の他の出演作をあまり
知りませんが最高のハマリ役なのではないでしょうか？
もう少しこの路線で行けばよかったのに…
梨乃さんは組の顧問弁護士役
メガネでスーツのデキる女です
脱ぎもアクションもなく
取って付けたような役どころだと思って
いましたが…
最後にスゴい見せ場があります
ほほう、そう来たか…という感じです
他にも憎ったらしい敵役の夏八木勲、
高嶋兄のお守り役の綿引勝彦
(兄とのかけ合いがむちゃおもしろいw)
あと私のお気に入りの本田博太郎！
博太郎は志麻姐さんに影のように寄り添う
腹心の部下
ほとんどセリフもなく無表情です
しかしこちらもスゴい見せ場があります
最愛の息子を奪われた志麻姐さんの意思を汲み
軍用？のデカいマシンガン片手に
単身敵討ちに向かいます
(ややスローな映像でマシンガン握りしめ
走ってくる博太郎は八つ墓村の山崎努を髣髴させます)
このシーンが見たくて借りたと言っても
過言ではありません
曲者揃いの脇役陣の中で
中心人物である娘婿の桑名正博が
「切れ者の経済ヤクザ」に全く見えないのが残念でした
役者が本業ではない方ですから、仕方ないですね
久しぶりに見ると、内容をすっかり忘れてしまっていて新鮮な気持ちで楽しめますね
老人力、おそるべし
他の極妻作品についても
また書いてみたいと思います
お付き合いいただきありがとうございます
