毎朝のこと。

子どもたちの通学班の集合場所まで、私は一緒に歩いていく。

約2分。

同じ班の子の母親たちも子どもと一緒に歩いてきたり、玄関先で見送ったり、している。


そんななか、先週の頭ぐらいからかな。

一人の母親がその時間に犬の散歩を始める。

子どもを送りだしながら、いっしょにミニチュアダックスフンド(打ちづらいなぁ、もう)を連れてくるのだ。


ああ、飼い始めたんだなー と思ったが、特に何も訊かなかった。


毎朝連れてくる。

他の母たちがかわいい、かわいいと言って名を呼ぶので

その犬が「まりあ」という名なんだと知った。


今朝も連れてきた。


私と並んで歩いている次男(小2)のうしろで、「まりあ」が吠えた。

常にボケッとしているうえに、過剰リアクションの次男は「うわぁ」と声を出した。

私など、その「うわぁ」がなかったら、犬が吠えたことに気がいかなかったと思うけど。


うわぁ の あとにどうなるか、一瞬のうちに想像してかったるいなと思った。


案の定、


母A「はじめてきいた!この子が吠えるの」


母B「ねー、ほんと。普段ぜんぜん吠えないのにぃ」


飼い主「びっくりしちゃったのかな、あはは」



…… きもい。



吠えた犬を、勝手にかばってる。


吠えない犬はえらいのか。




私は別に犬がキライではないし、

犬が吠えたって、そのルックスから想像するボリュームや音色をよっぽど超えていない限り、そんなにびっくりもしない。

痛い目に合っているような声が聞こえれば気になるけど、あとは「うるせえ」とも思わない。

犬が吠えて子どもがビックリしたって、たとえば「迷惑だわ」とか、なにもなにも思わない。



ただ


犬や赤ちゃんを見るたびに「かっわいい~」とか、


花を見るたびに「お花大好き~」とか、


甘いお菓子を見たら「おいしそう~!食べた~い!」とか


食べたら食べたで「うん、おいしい!甘くなくて」とか


私は言えません。



でもそれ言わないだけで


冷たいとか、ダイエットしてるとか、気取ってるとか、バカじゃんとか、死んじゃえとかw


思われるから、



そうならないように。


 


今日のような場合でも、たとえ無言でもかるく笑顔を作ったりしなくてはいけない。


普段親切にしてもらっているご近所さんとはうまくやらないと。


もともと何の悪い感情もないのに、「悪い感情はない」ということを示さなきゃあいけない。



これはいったい 私らしい のか らしくないのか わからない。



だれが決めた「らしさ」かはいつも不明だけど、「らしく生きる」とは難しいことです。

「らしく生きる」ためには、多分あほみたいな努力が必要です。


そんなことをブツブツ考えながら歩き、子を見送って帰宅する頃(約4分後)にはすっかり忘れ、別のことを考えていたw