私は吹っ飛んでいた自分のビーニーとゴーグルをとり、晴天でさすがに眩しかったのでゴーグルをつけました。
音を聞いて、ビックリしてHちゃんが来てくれました。
Hちゃん『どうしたん?!大丈夫?!ぶつかったん?!私見てなかったから💦』
Hちゃんの背中側だったので見えていなかったと思います。
私『うん。とりあえず痛いけど膝の靭帯は大丈夫そうやし、歩けると思う。』
スノーボーダーの女性はずっと板を履いたまま、雪面に座ってこちらを見ていました。
Hちゃんが女性に
『大丈夫ですか?!』と聞くと
『大丈夫です。』とおっしゃいました。
どこかを痛めて、痛がっている様子では無かったので大丈夫なんやなと思いました。
そして、女性のお連れの方がレストハウス側から走ってきました。
私が滑り出した時にすれ違った、歩いてレストハウスへ向かっていた女性でした。
『どうしたんですか?!ぶつかったんですか?!』とゆうようなことをおっしゃっていたと思います。
Hちゃん『私も見てなかったんですけど、ぶつかったみたいです。』
お連れの方『えー!すいません!大丈夫ですか?!』
と、Hちゃんとお連れの方が話している中だったか?いつだったかあまり覚えていませんが、
スノーボーダーの女性が
『見てなかった。』
とおっしゃいました。
見てなかった?!…
私はその時呆然としたと言うか、なんというか…
?がいっぱいでした。
なんかいっぱい???が飛んでる中、Hちゃんの話す声が聞こえてきて、
Hちゃんが
『大丈夫ですか?!喋れますか?!』ともう一度女性に聞いていました。
女性『大丈夫です。』
とりあえず何かあっても嫌なので、私が
『障害保険等使うなら、連絡先交換しますよ。』と聞きました。
女性は
『大丈夫です。』
とおっしゃいました。
お連れの方が『私たち大会で来てるのでまだ居てますし、何かあったら言ってください。』
とおっしゃってくださいました。
お二人はビブを付けていなかったのですが大会にに来ておられたようです。
色々とハテナ?もたくさんでしたが、大会中でしたし、次の滑走時間も迫っており、これ以上この人に何か言っても仕方ないと思い、
『お互い気をつけましょうね!』
とだけ言って、会場へ向かいました。
斜面を登ると少し痛いけど、大丈夫かなといった感じでした。
会場に着いてから、ブーツ、ソックス等を脱いで見てみたら内出血等はなく、ふくらはぎの筋肉がガチガチになっていました。引っ張られているので肉離れかな?と思い、足首も動くし滑れると判断し、大会の2本目を滑りました。
その日はめちゃくちゃ痛いとゆう感じでは無かったけど、後日帰ってから診てもらったら、足首の靭帯とふくらはぎ周辺の腱の損傷でした。肉離れのようなものです。
肩と頭を叩きつけられているのでムチ打ちも。
雪面に叩きつけられるのは慣れていますが、足を引っ張られるようなケガは自分で滑っていてしたことが無かったので…
後から寝られないほど痛くなるとは思いませんでした。
しばらく痛みは残るそうです。
自分でケガしたわけじゃないからなんとも腹の立つことですが、治療していくしかないので1日でも早く治したいと思います。
私も滑っていたわけだから100%相手が悪いとは言いませんが…
自分も滑っていたのだからどうにか避ける事は出来なかったのか?
何度もあの時の事を思い出してシュミレーションしてみましたが…
無理でした。
相手の方が明らかに上から、私よりも遥かに早いスピードで滑っていたからです。
私は一部始終を見ていました。
私と相手の女性の間には何も無かったので普通に見えていました。
女性が滑り出してから私にぶつかるまではたぶん数秒だったと思います。
私が見ていて、
滑り出した人がいる
↓
右から左へ行った
↓
いきなりラインを変えてこっちに向いた
↓
少し避けようと試みる
↓
あかん!ぶつかる!
まで数秒。
さすがに避けきれません。
最初は、足を完全にすくわれたので、前足(右足)のバインに相手のノーズが当たって体が宙に浮いたのかと思っていたら、バインを見たら後ろ足(ワンフットで滑っていたので付けていなかった方)の内側に当たっていました。
それを見て、最後にギリギリ体は避ける事が出来ていたんだと思いました。
それと同時に、足をつけていないバインに当たったにもかかわらず、私の体は宙に浮いたんだと思って、とても恐ろしかったです。
さらに相手の女性が私の板の上に乗っていたとゆうことはほんまに当たって転けるまで、私に気づいていなかったんだと思いました。
そのまま突っ込んだんだと思います。
ほんまに見ていなかったのでしょう。
最後に体だけでも避けきれていなかったら?
左足もバインをつけていたら?
私の体に直接当たって、これくらいのケガでは済まなかったと思います。
ほんまに考えたら恐ろしい話です。
ぶつかったのが私じゃなく、か弱い女性だったら?
小さな子どもだったら??
ドクターヘリで運ばれていたかもしれません。
『見てなかった。』
では済まないと思います。
コースとコースの間の非圧雪バーンを滑るのに、自分の滑る雪面しか見ていなかったのだと思います。
レストハウスに向かう為にスピードをつけて滑り降り、勢いで登るつもりだったのでしょう。
コースではないところから、コースを横切って滑るのなら周りを見て、安全を確認してから滑るべきです。
周りを見て滑れる技術が無いなら歩いてレストハウスに向かうべきだったと思います。
お連れの方は歩いて向かっていたのだから。
周りが見えないのにスピードを出すのは暴走行為だと思います。
相手の女性はゴーグルをつけておられたので、どんな表情をしていたのかもわかりませんでした。
ただただ何が起こったのかもわからず呆然とされていたのか?
私は悪くないと思って何も発言されなかったのか?は不明ですが。
どちらにせよ、自分がどんな状況で滑っていたのか?もう一度考えて、次は安全にスノーボードを楽しんで頂ければと思います。
スノーボードはスピードを楽しむのも醍醐味だと思います。
だけどスピードを出すとゆうことは、時には自分が凶器になってしまう事も頭において欲しいと思います。
だから、スノーボードは危ないんだ。
ではなく、
安全にスノーボードを楽しめるように、ひとりひとりが心がけて欲しいと思います。
まだまだシーズンを楽しまれる方、また来シーズン!の方もご安全に、スノーボード楽しんでくださいね😉✨
※ひとつ大事な事を書き忘れていたので書いておきます。
事故がおきてしまったときは、その時は大した事ないからと思っても必ず相手の連絡先を聞いておきましょう。
私は後から後悔しましたので。
聞いておくに越した事はないと思います。