ぷーたは、里親募集サイトに載ってた子。



生後まだ10日くらいの頃で、まだ目も開いてなくて、へその緒が付いた状態の写真で。




私はその頃は、毎日里親サイトでうーたに似てる子を探すのが習慣になっていて。



毎日、一日に何回も、あちこちの里親募集サイトを見ていた。




でもその頃はもう、どんなに探しても、うーたと同じ子なんていないんだと、認識はしていて。



うーたの生まれ変わりかもと思える子がいないかな?と、うーたと何かしらの共通点がある子を探したりもしてた。



例えば鍵しっぽとか、肉球が黒いとか、キジシロの子とか。



だけど、見た目がうーたに似てる特徴があればあるほど、うーたとの違いを感じて悲しくなってしまってた。



それでも、里親サイトを見ないでいる事は出来なくて毎日見続けては、うーたに似てる子いなくて泣いて。



それでも、起きてすぐと仕事後は。



毎日、里親サイトを見るのが日課になっていた。




そんなある日。




私は、凄く久しぶりに里親サイトを見ないで寝落ちしていた。



うーたが亡くなってからはずっと、それまでは、なかなか深く眠れなくて、毎日浅い睡眠で目覚めてしまって。



だから、目覚めるたびに里親サイトを見るから、一日に何度も里親サイトを見ていたのに。



その日に限って、とても深く眠れて。




目覚めたらもう、仕事前にそんなにゆっくりネットを見る時間の余裕が無くて。




それでも、少しだけ見ようと思って見たのが、ぷーたと出会った日だった。



いつも良く見ていたサイトのページの一番先頭にあった写真。



それは、更新されてからまだ一時間とかしか経ってない最新の募集情報だった。




そこに載ってた写真は、普段なら無視するような生まれたての目も開いてない、へその緒もついてる子猫の写真。



しかも、目も開いてないし、背中側の写真だけで、顔も載ってない。



まだ小さすぎて、毛の模様も良くわからない感じの写真で。



明らかな乳飲み子の募集で。




私は乳飲み子を育てられる自信は無いし、その時は引っ越しも間近だった。



でも、募集地域が私の住んでいるとことめちゃくちゃ近くて。



子猫は体力が無いので、ストレスにとても弱く、移動距離は短いほうが良い。




なのでまず、近くの地域の募集というのが気になった。




それに、そんなに小さい子を譲渡しても良いのか?というのも気になった。



だからなんとなく、その募集してる子のページを開いてみてみると。




母猫ごと保護していて、母猫が子育てをしている状態だそうで。



譲渡には条件があるので、条件や、他の写真が見たければ問い合わせしてくださいと出ていた。



そして誕生日が書かれていたのだけど。



それは、旦那のお母さんの誕生日の翌日で。



うーたを私が迎えた日から4日後の日付で、とても覚えやすい日付だった。



それがなんだかとても気になったのと。




私はオスの子が絶対に良かったのだけど。



募集してたのは兄妹2匹で、オスの子は最初から一匹だけだったのだ。





乳飲み子の募集をしているのはあちこちで見かけていたけど、私はいつも自分には育てられないと思ってスルーしてたし。



大体は、捨て猫とか育児放棄とかが多いのに、母猫が育てているというのは、とても気になった。



子猫を貰うときの本来の理想は、母猫から出来るだけ沢山母乳をもらって、自然な乳離れまで待ち、免疫力を高くした状態で譲渡してもらう事だ。



ぷーたは、乳飲み子の募集でも、母猫が近くにいてくれる状況だった。



でも、里親募集してるという事は、保護主は急いで譲渡したいのかもしれない。



私は引っ越しがあるから、急いでは無理だし、何より、母猫が近くにいるなら、子猫に母乳をギリギリまで与えてあげてほしかった。




そんな色々な気持ちがあって、少し迷ったけど、条件とは何なのかの問い合わせをしてみようかな?と思った。





うーたが亡くなってからは本当に毎日、あちこちの里親募集やら、保健所の子の募集も見ていたし。




絶対にお迎えできないような遠くの地域の子まで、うーたに似てる子を探してて。




その日まで多分、間違いなく1000匹は余裕で超えるくらいの猫を見ていたと思う。




可愛い子は沢山いたけど。



それでも、私が問い合わせしたいと思った子は一匹もいなかった。




なのに、ぷーたは、顔も見えないのに何かしらの引っかかる事が多くて。




まだ新しい子を迎えよう!と思っていたわけではないのに、色々と気になって。





その時は多分、私の出勤まで一時間半前か二時間前くらいかな?



でも私は、シャワーしてから仕事に行きたいので、実際にはそんなに、使える時間はなくて。



条件合わないなら合わないで、そういう運命なのだからと思って問い合わせしてみる事にした。




条件が合えばもしかしたら、うーたの導きかも?という気持ちもあった。



続く