うーたの話し。



この家にうーたはちゃんと付いてきてるなと、最初から思っていた。



まず最初の2日間に…うーたに備えてる水の減りが、とても早くて、びっくりした。



知らない場所だから緊張して喉が乾くのかな?と、旦那と話していた。




旦那は、時々、仕事帰りに私の方の部屋へ来る。



そして、うーたに話しかけている。




私はその時に旦那に作り置きのおかずを渡すか、旦那の部屋へ持っていくかという渡し方をしている。



多めに作って冷蔵庫に保管は冷蔵庫の大きさ的に本当に無理。



どうやら、旦那の部屋の方の冷蔵庫の方が全然大きいらしい。



旦那の部屋は、電気も同じシーリングなのに、シーリングライトのリモコンがあって、リモコンで調整が出来る。



私の方の部屋はシーリングライトのリモコンは無く、壁のスイッチでしか調整出来ないのに。



旦那の方の洗濯機もエアコンも新しく、エアコンの音も静かだし、洗濯機も容量が大きい。




だから旦那は、私の部屋のうーたの祭壇に向かっていつも話しかける。



あっちの部屋へ移動するか?と。



うーたの祭壇は、うーたが亡くなった直後と同じように即席の祭壇として置いている。








今は造花だし、即席のため、スツールを利用して、こんな感じだ。



水色の薄い布の中に骨壷がある。




時々開けて、お骨を空気に触れさせる。カビが生えないように。



3日目からは水の減りは無くなった。毎日変えているから、凄く減る時はすぐに分かるのだ。



だから、うーたはここにいるのかな?と思う。




それと、ここに来て何日目かの日に。



サランラップが無かった時、茄子のお浸しを作ったけど、冷蔵庫もいっぱいで、ラップも無いしで、仕方なくエアコンを涼しめに付けてテーブルに出しっぱなしで仕事に行った事があって。



その日は仕事時間が短く、仕事後に食べるつもりだったから、家に戻って食べようとしたら。




お皿の縁に、何かの毛があるのが見えて。



取って見てみると、うーたの毛だと思った。



白と、先の方にグレーのような色が2色混じった細くて柔らかい短めの毛。



でも私はその日は、うーたの毛が着くような洋服を着たわけでもなく、テーブル付近に、うーたの毛がまだ付いてそうな物も置いてない。



なのに何故か、テーブルの上のお皿の中に、うーたの毛が入っていた。




旦那に報告すると。




ラップがかかってなかったから、うーたが味見したんだろ。



いつもはラップとかフタがあるから、何か置いてあっても味見できないから。



でも、舐めてみて、これはうーちゃんには食えねーな!と思ったんだろ、と。




旦那は、引越し当日ギリギリの日も私に。



うーたはどうするんだ?置いてくのか?



と聞いてきた。




私は傷ついていたけど、旦那に頭にも来ていたので。




引越し当日の日に、旦那に言ってやった。




じゃあ、置いてくか!一人でこの家で留守番してもらう?置いてこうか?と。




半分逆ギレだ。




私は言霊を結構信じているから、思ってもいない事を口にするのは好きではない。



うーたを置いていくなんて選択肢は私には全く無かったけど。



あまりにも何度も旦那に言われて本当に頭に来たから、最後は旦那にそう言ってやった。




私がそう言ったら、旦那は無言になって何も返事出来なくなった。




私は内心、ザマーミロ!と思ったけど。




思ってもいない。言葉を口にした事で、うーたを傷付けたような気がして、それを口にした事によって、私の心も傷付いた。




その事もそのうち、旦那に言ってやろうと思っている。




私は最近は、旦那の言葉に傷付いたと思ったその時に、態度や口に出す事は滅多にしない。



その時は普通に流すけど、自分の中で消化してから後から話すことが多い。



そうでないと、自分の気持がイマイチまとまってなくて話をするのが面倒になってしまうのだ。




お互いの時間が合わないから会話も効率的にしようと自然となっているのだと思う。




でもそれは私としては本意ではない。




何でもない会話でも普通に出来る相手こそ私には必要な気がする。



旦那なのに会話する内容を厳選しなければいけないのは異常な環境だと思う。




こんな時、女は浮気するのだろうなと思う。



でも女の浮気は浮気ではなくなる事が多いのだ。



その理由は多分。



私のように、体の理由からパートナーを求めるのではないからだと思う。



心が寄り添える相手を求めてパートナーになる。



相手への気持ちがあるから体も求めたくなる。




多分、そーゆー感じなのだろうと思う。




私の場合は。




体だけの関係というのは否定しないけど。



その場合は相当、そっちの相性が良くなければ続かないと私は思う。



大して相性良くないのに、身体をつなげるためだけに相手と会う時間を作るのは面倒なのだ。



でももしも。




私の好きな彼のように。




会っても会話だけで終わるとかがあると。




会いたいなと思ったりするのかもしれない。





好きな彼とは二人で会わなくなってからどのくらい経ったかな?



今も時々ラインはするし、お店では会えるし、色々な話はしてるけど。




コロナが落ち着かないとやはり、二人きりで会うのはリスクが高いなと思ってしまう。



私がコロナになる可能性は仕事的に充分あり得るけど。




もしも私が原因で彼に移してしまった場合。



彼は一人暮らしだし実家はメチャクチャ遠いし片親で高齢の親だから、すぐに看病来るとか無理だし、彼は料理とかできないし、家に電子レンジもないから。




もしも寝込んでしまったら一人で家でなんとか出来る環境ではない。




でももし私もコロナになってしまってたら、彼の看病に行くことも出来ないから。




私が原因で彼にコロナが感染するかもしれない可能性があると思うと会えない。



今の環境は好きな彼に会おうと思えば最高に会いやすい環境だから、会いたいなーと思ったりもする。




うーたがいた頃は、うーたが可愛くて、うーたといると家から出たくなかったけど。



うーたがいなくなってからは、家にいてもつまらなくて。




ここに移動するための準備で忙しく過ごしてきたから、なんとかやり過ごせて。




その準備のおかけで泣く日も減って。




自宅に戻ったら本当にすぐに、新しい子のお迎えの予定だ。




週に何度か、新しい子の保護主から連絡が来る。




写真や動画が送られてきて、順調に成長してくれている。



顔や毛の模様もはっきりしてきた。




顔立ちはまだまだ変わるから分からないけど、うーたとは全然似てない子だなと思う。




でも。




その子が来てくれれば、私の心に空いた穴も少しは小さくなるかな?という気持ちに今はなっている。




うーたにあった可愛さは、うーたにしか無かったもので。



うーたと同じ子はいない。




それは分かってる。




ても私は、元々、猫が好きなのだ。




うーたと違う子でも、猫が猫なだけで可愛いと思うだろう。




うーたと同じような子に育ってくれて、やはり生まれ変わり?と思えたら嬉しいかもしれないけど。



うーたの代わりとして向き合ったら、その子に可哀想だなという気持ちもある。




だから最初は複雑な気持ちになるかもだけど。




最近は、お迎えするのが楽しみになってきた。




名前ももう決まっている。私が夢に見た、千という名前ではない。




千という名前だと、千日しか生きれないと嫌だからと旦那が言うから、旦那と考えて違う名前にした。




名前は今はまだ秘密だ。




猫エイズや猫白血病ウイルスがあるかも、私が病院に連れてって調べなければ分からないから。




元気に育ってくれるかも分からない。




うーたのように突然、不調になってしまうかもしれない。




それも怖いけど。




うーたにやれなかった事、やってあげたかった事もまたまだ沢山あったから。



それを新しい子にはやってあげたいけど、それはうーたが可哀想なのかな?と、結構真面目に旦那に相談した。




例えば、動物病院ももっお調べて違う病院にして。年に一度以上の血液検査をするとか。




うーたにも買ってあげたかった新しいキャリーバッグを買ってあげるとか。





うーたにやってあげなかったのに、新しい子にやってあげたら、うーたが嫉妬するかな?と。




旦那の意見は。




それはうーたが教えてくれたことなのだから、それで良いのではないか?と。



うーたが教えてくれたという言葉が私の心に響いて、涙が出た。




うーたが亡くなったあとに、旦那のお母さんが言った言葉。




うーたは何を教えたかったのかな?




これは今もずっと私が思ってる事で。




ペットは、飼い主に何かを教えたくて出会うと言われている。




それを教えて役目を終えると旅立ってしまうと。




それを知ってからずっと考えている。うーたは私達に何を教えたかったのかな?と。




その答えはいつ分かるのか分からない。





けど、うーたは。




今も私のそばにいてくれる。





今回のお皿の中の毛のような不思議な事があっても。




全く嫌な気持ちにならない。




うーたが側にいてくれると思えるというのは、今の私にとってはまだ必要なことだと思う。





うーたの事を考えると、まだまだ最後の方のうーたがすぐにイメージに出てきてしまって辛くて。



でも、うーたが遊んでたおもちゃを見ると、楽しく遊んでたうーたを思い出して嬉しくなる。




だから、うーたのおもちゃは捨てられない。




またまだうーたを失ったダメージからは立ち直れないけど。




うーた以外の色々な事を考えられるようになってきたから。




段々心も回復してきてるのだろうなと自分では思っている。




まだ、うーたの事を考えて泣いてしまう日もあるけど。




新しい環境に変えて無理やり乗り越えないと。






今は、そんな風に思っている。