その日は、実際には、はっきりとは分からない。




何故なら、猫は病気を隠すのがとても上手い生き物だから。




だから、出ていた症状は急性腎不全だと思われるけど、実際にはゆっくりと、何かの症状が出ていて隠していた可能性が無いとは言えないのかもしれない。




だけど毎日毎日、あんなにずーっと抱っこしたり、私も旦那も、べったべたに側にいて。



それで気付かないとは思えないから、慢性ではなくて、急性だと思うという結論になったのだけど。




慢性腎不全なのか、急性腎不全なのかは、治療の初期段階での対応が変わるし。



病気の予後が変わるから、私はそこら辺を凄く調べまくったけど、うーたの場合、どちらにしても、土曜日の夜に病院に行った時には、多分、末期症状。





突然に症状が出て、突然に亡くなってしまったから、先生もずっと、おかしいと言っていて。



そこら辺は後々、書いていく。





でも、私達がはっきりと、うーたの様子がおかしいかもと思ったのは土曜日なのだけど。





二週間前の金曜日は、私達にしては珍しく、うーたといた時間が、この半年くらいの間で、一番短い日だった。




だから、金曜日にも様子がおかしかったのに気付かなかったのかもしれないと、それを凄く後悔する事になる。



  




二週間前の金曜日は、私は仕事が休みだった。




でも、その日は私にしては珍しく、昼間も夜も予定が入っていて。





私と旦那は、最近にしては本当に珍しく、家の外でお酒を飲んで帰宅して。



帰宅して、比較的に早めに寝てしまったから、微妙に記憶がはっきりしてなくて。




でも、私達が帰宅したのは、夜の11時半くらいだったと思う。



他にもちょっと省いてることがあるのだけど、それは後で書く。



私達が帰宅した時、うーたは、いつもと同じように、リビングのドアのとこに、お迎えに来ていて。




うーたん、お迎えに来てるねー。うーた!ただいまー!とか話してて。



私は、いつものようにリビングのソファーに行ったけど、旦那はリビングのドアのとこで、うーたを撫でてた。



旦那はそのまま、トイレやお風呂などに向かい、寝室で眠って。




うーたは、旦那に撫でられた後、私のとこに来たけど。



私は着替えたり、うーたの餌や水のチェックをして。




この時、餌の減りが少なくて、餌を半分くらい残していることには気付いていた。




これが一番最初の、おかしいかも?と思ったサインだった。



ただ、うーたは、あり得ない異物を食べてしまう事が過去に何度もあって。



それを吐けない、又は、便として出せてない時は、少し食欲が落ちる事があったから。



この時も、もしかしたら何か変な物を食べたかも?と、少し気になったくらいだった。





だから、チェックしやすいように、一応、餌を変えて、様子を見ることにした。




それからソファーに座って、うーたを撫でたりして。




うーたん、あまりご飯食べてないねー。どしたのー?



とか声をかけて。






少し、うーたの様子を見てたけど、特にいつもと変わった様子はないし。




餌の減りがおかしいと思った時に、部屋のあちこちを確認して、吐いた形跡などは無かったから、少し心配だけど、一応は安心していた。




お酒を飲んでいたのもあり、その日の私は極度の寝不足状態だったので、私が帰宅してから眠りに落ちたのは、いつもよりずっと早かった。



うーたは、私のとこでまったりしていたけど、私はいつのまにか寝落ちしてしまって。




いつもなら、私が眠るよりも先に、うーたが私の横で眠くなって。



毛繕いを始めるから、私も一緒にうーたを撫で撫でして。



うーたは、私の手をペロペロ舐めて、私の手を、毛繕いみたいにしてくれて。



長いこと、それをしたら、ふみふみしだして。



それから、うーたが寝るまで眺めてるのに。




この日の私は、それをせずに、いつの間にか眠ってしまった。




これも、本当に後悔している。




何故ならうーたは、この後一度も毛繕いをしないまま、亡くなってしまったから。







うーたの写真は、個人情報の特定出来そうな余分なものが写ってて、なかなか、公開出来るようなのが無かったり。


私が写真や動画の編集が、好きではないのもあって。


可愛いうーたの写真でも、載せられないのも沢山ある。


そして。



毎日当たり前に見ていた光景で、まだまだいつでも見れると思ってたから、写真に残してない大好きなうーたが沢山あるのを、今、思い出しては、本当に後悔してる。




私の今の気持ちとしては。


うーたの写真は、もう少し気持ちが落ち着いたら現像して、うーたのアルバムを作って手元に置こうと思う。


余分なものは手元に置きたくないから、私は写真を大人になってからほとんど現像した事がないけど。


うーたの写真は私にとって絶対に必要な物だし。



データだと、自分が生涯きちんと管理できるか不安だから。