猫は、帰宅した時にお迎えに来てくれる事が多いのは知ってるし、うーたも必ずそうしてくれてたけど。



飼い主が家を出るときって、猫はどうするのが普通なのかは私は気にしたことが無かった。



うーたの場合。



そこに至るまでの色々は後で書くことにして。



最終的に落ち着いた、私が家を出るときの、猫への挨拶の仕方は。




まず、出かける前の動きかたのルーティンを作ること。



猫は基本的に、毎日同じルーティンで動くことを好む。



でも、私は仕事時間がバラバラで、家を出る時間も毎日同じではない。



だから、出かける前の私の動きをルーティン化して、うーたに、これから出かけるんだなと予測させるようにして。



それに意味があったのかは分からないけど、私は、すごく意味があったと思っている。



私の出かける前のルーティンは、まず、お風呂に入る。



うーたは、それを必ず見に来るから、リビングのドアを開けて、お風呂のドアも開けっぱなしにして入っていた。



お風呂から出たら、うーたのキャットタワーがある和室でドライヤー。



うーたは、キャットタワーから私を眺めるか、私の足元に座っていた。



そのまま髪の毛をセットするか、リビングに行ってメイクをしながら髪の毛をセットする。



うーたはその時は、私の隣に座るか、近くに座って私を見ている。



うーたとの時間を大事にしていた私は、お風呂から出かけるまでの時間には、すごく長いゆとりの時間を取っていたので。



このときにまた、抱っこしたり遊んだり。



仕事の前に買い物とか考えてすごく早く支度したのに、うーたが可愛すぎて出かけるのをやめて、一緒に寝たという事もちょいちょいあった。



休日に出かけるつもりでいて。



旦那にも出かける予定と言っていたのに。



旦那が帰宅したら私が家にいて。



なんで出かけてない??と驚かれて。



うーたが可愛すぎて出かけられなかったから一緒にいた。



と答える事も何度もあった。



旦那は、はぁ…と、私の猫バカぶりを、少し呆れたように見てたけど。




そんな感じで、お風呂から出ても、すぐにうーたとバイバイするわけではなかったし、出てから家を出るまでの時間もまちまちだったので。



うーたが眠くなって隣で寝たりとか。



キャットタワーの上でまったりしてたりとかしたから。



私が出かけるタイミングでのうーたがいる場所で、声をかける。





普通に撫でて、行ってくるね、おちごと、バイバイ。



と声をかけて。



反応をみてもう一度。


おーちーごーと。


ばーいばいっ。



と声をかける。



この時のうーたは。



キャットタワーの上にいた場合は必ず。



私がうーたのとこに行くと、ゴロンしてお腹を上にしてくれて。



いつでも抱っこしていーよ的な感じになる。



でも、出かける前に着替えてしまっていたら、基本的には抱っこしないようにしてたけど。



時々、我慢できずに抱っこして、服が毛だらけになったりした。



抱っこしないのが出かける前の挨拶と決めてた方が、うーたも良いと思ってたから、出かける寸前の挨拶は、なるべく抱っこしないようにしていた。



そして、挨拶をしたら、すぐに家を出る。



そうじゃないと、うーたが着いてきてしまうから。



追いかけてくると別れがたくなってしまうから、挨拶を終えたら、さっと家を出る。



なのに時々、私が忘れ物をして。



玄関からでて、そんなに経ってないのに家に戻ると。



うーたはお迎えに来てくれるから。



また、挨拶をしなきゃになって。




それが大変だったから、元々、けっこう忘れ物の多かった私なのに、出来るだけ忘れ物をしないようになった。



他にも、色々な意味で以前よりも人に優しくなったと思うし、綺麗に掃除したり、物を以前よりも、出しっぱなしにしなくなった。



こんな風に書くと、私は一体、どんな人間だったの?って感じだけど。




うーたのおかげで、私は、うーたと出会う前よりも、少し、まともな人間になったような気がする。




うーたにもらった物は沢山あるけど、私はうーたに、ちゃんと返せてたかな?愛情はたっぷり注いでたけど、注ぎすぎて迷惑じゃなかったかな?



うーたは、私達を大好きでいてくれたのは間違いなく感じてたから。



きっと、私達は、あれで良かったのだと思いたい。







以前にも載せた気がする写真。



かごバッテリーに入ってくつろいでる、うーた。



うーは、袋とか箱とか大好きだったから、色々なとこに入って可愛いとこを見せてくれてたのに。



写真に撮ったのは、多分、これだけ。



毎日色々なとこに入ってたのに、記録に残そうと思わなかった。



自分の目で見るうーたが、一番可愛かったし、可愛いとすぐに、触りたくなっちゃうから。



同じ理由で、私は、あまり花火の写真を撮らない。



だから、うーたとの、最初で最後だった花火も、多分、写真を撮ってないだろうな…