この話は最近の出来事に絡むので、今はまだ辛くて、あまり詳しくは書けない。





猫に完全にハマった旦那は。




うーたを、物凄く可愛がるようになって。



自分がくつろいでいる時間にも、ネットで自ら、猫の色々な事を調べたりするようになった。




それまでは、猫の仕草の理由など知らないようだったから、私が色々と教えてたけど。



教えてないのに知ってることとかが増えていき、そういう話題をする事が多くなった。



そして、猫の動画や、猫に関する話なども良く読んでいたようで。



ある日、旦那が私に、100万の猫の話をしてきた。



詳しい内容は忘れたけど。





それは、本当に100万の値段がする猫の話ではなくて。



猫に対しての価値観の話を何かで読んだみたいで。



あるおじいさんが、自分ちの猫を100万の猫と呼んで可愛がってるみたいな話しで。



それを聞いて私は。




うーただって当然、100万の猫だよねー?


もしかしたら、失礼な!僕は1000万の猫だって、うーたは答えるかもねー。




と、腕の中のうーたに話しかけていた。




旦那はそれを聞いた時、はいはい。みたいな反応をしたけど。



うーたに向かって話しかけていた。




うーた!100万の猫なん?100円の猫の間違いだろー?あ!元野良猫?かもだから、0円の猫か!と。




うーたは、私への返事はあまり声を出して鳴かないけど。



この頃からは良く、旦那が声をかけると声を出して返事をするので。



この時も、ニャーと返事したから。





旦那は、うーたに言った。



そうだよなー。0円の猫だよなー?と。




そして私が。




違うよ!100万だからー!って答えたんだよ!



と旦那に抗議した。





この会話は今でも良く覚えてる。



何故ならこの時から私達は。



その響きを、とても気に入って。




時々うーたに、100万の猫!と、声をかけていたから。




そんな、100万の猫と呼んでいたうーたが、あの日、突然、体調を崩して。



旦那が病院に連れていった翌日にも、私が翌日に連れていった後も調子悪そうで。



2日目の時にレントゲンを撮って異常があり。



3日目の病院の時に血液検査をしたら。




色々な数値が物凄くおかしくて。



更に、エコー検査と針で細胞を取る検査をして。




そこで初めて、腎不全、尿毒症、詳しくは後で書くけど、ほぼ、リンパ腫の診断で。



体調悪そうになって3日目に、万が一がいつあってもおかしくないと、突然言われた…



これ以上はまだ、私の気持ち的に、この関連の事は、しばらく書けないと思うけど。





この、うーたが体調を崩してからの旦那の言葉の中に。



5000万の猫という言葉があった。




実際は、5000万でも一億でも、うーたの為なら、何としてでも作るから、どんなにお金がかかっても、出来る治療があるならしたいというような内容だったのだけど。



その言葉はまさに、私の気持ちと同じで。




私は、うーたの事が心配で不安な毎日で。




凄く凄く辛い中でも、旦那が同じ気持ちで、うーたに生きてほしいと思っていて。



出来ることを何でもしてあげたいと思ってくれてるのが凄く伝わって。



0円の猫なんてふざけて言っていた旦那が。




5000万でも1億でもなんていうくらい、うーたに価値があると思ってるのが、わたしにも、凄く伝わった。




命は一つしか無いから、もちろん値段なんて付けられないけど。



それでも、5000万なんて旦那は、絶対に持ってないのは分かってる。それでもどうにかするという気持ちが、うーたの命の重さを感じている何よりの証だと思った。







すっかり立派になって、ふっくらした頃のうーた。




機嫌が悪いのか鋭い目付き。





キャットタワーのトンネルも、なかなか気に入っていたけど、トンネルに入っている時の写真は、あまり撮れなかった。



何故なら、大きくなりすぎて、トンネルが少しキツそうで、うーたが入る回数が減ったから。



こんな目付きの悪いのは写真を撮る時ばっかりで。



私達にはいつも、子猫みたいな表情で、とっても可愛い表情を向けてくれてた、うーた。



うーたは、本当に本当に可愛かった…